2022年4月19日、日本テレビ『ヒルナンデス』で放送された「MONOQLOが本気で検証した買って損なしの日用品」を録画してみました。
MONOQLO(モノクロ)という雑誌があることを初めて知りました。
番組の中で商品テスト結果がいくつか紹介されていましたが、管理人が気になったのはやはりフライパンです。
番組でダントツの性能としてMONOQLO編集部員が評価したのが、「エバークックアルファ evercook α 深型 フライパン」でした。
ということで、早速購入しました(www)。
テレビショッピングなどで見かけるくっつかないフライパン。あれって最初のうちだけで1年も経たずにくっつくようになります。管理人は2回買いましたがどの商品も期待倒れの粗悪品。使用に当たってはとても気を遣い、丁寧に使っていたのに、ほんの数ヶ月でくっつくようになりました。こうなると最悪です。鉄製のフライパンなら油通しで何とかなりますが、コーティングのはがれたフライパンは捨てるしかない。
フライパンのコーティング評価の方法
MONOQLOが試験したのは、フライパンに薄焼き卵がくっつくかどうかというものです。これは、薄焼き卵がフライパンにくっつきやすいことから選定された検証方法です。
テレビ通販でよく見かける「耐摩耗試験○○万回クリア」というのははっきり言って詐欺です。この耐摩耗試験って何を試験しているか知っていますか? なんと素地が露出するかどうかの試験なのです。素地が露出する遙か以前から塗装面の傷つきによりくっつくフライパンになります。消費者が知りたいのは、素地が見えるかどうかではなく、くっつかないフライパンの状態をどのくらい維持できるかです。 くっつかないフライパンとして宣伝しながら、そのコーティングの耐久性試験が「くっつくかどうかの指標として使えない」素地が見えるかどうかの試験なのですから、ほとんど詐欺と感じます。
これに対し、MONOQLOが試験したのは、くっつくかどうかに特化した検証です。まさに、消費者が知りたかった試験です。
MONOQLOでは、12種類のフライパンをチェック。箸やフライ返しで傷つくことを想定した試験として、スチールウールに重しを載せたアイテムでフライパンのコーティング表面を1000回こするという方法が使われました。その後で薄焼き卵を作る。
この試験で合格したのは「ドウシシャのエバークック α 深型フライパン28cm( 6500円)」だけだったようです。他は全滅! ドウシシャ製フライパンのコーティングが強い秘密は表面に配置されたダイヤモンド粒子。フッ素樹脂にダイヤを配合することで硬度が格段にアップしていること。
早速購入する
フライパンを買い換えたいと思っていたので、早速購入することにしました。
さて、この商品をいざ買おうとしても、種類が多く価格もばらばらで迷ってしまいます。ポイントは “α(アルファ)” が商品名に付いているかどうかです。これが付いているとコーティング面の2年間の保証となっているようです。アルファが付いていない商品は1年間の保証。
MONOQLOが試験したのは “α(アルファ)” 付きの商品「エバークックアルファ evercook α フライパン」です。とうぜん、これを買いました。
ちなみに、フライパンの呼び径は、フライパン上部の縁の内径で計ります。自宅にあるフライパンは、20cmと26cmだったので、この2種類を購入しました。小さなフライパンは餃子を焼くときに必需品です。
ガラス蓋は前のものがあるので不要。蓋付きでないので助かります。蓋だけ増えても置き場所に困ります。
今回は楽天市場で買いました。アマゾンも見たのですが、商品説明が不適切で “α(アルファ)” の有無が分からない書き方ばかりでした。楽天市場の方が商品説明がしっかりしていて、価格も安いと思います。もちろん、今回の商品についての評価ですが。
他の商品の評価結果
ヒルナンデスでは、フライパン以外にもMONOQLOが評価した、油汚れ・焦げ付き落とし洗剤、歯ブラシ、歯磨き粉についても紹介していました。結果のみを記載すると以下のようになります。
不織布マスク 医食同源ドットコムの『不織布マスク プレミアム』 1078円
台所用スポンジ 無印良品の『ウレタンフォーム三層スポンジ』 150円
ニトリの『スポンジ ソフト 3個セット(GY)』 99円
油汚れ・焦げ落とし洗剤 允・セサミの『技職人魂シリーズ 油職人』 1551円
歯ブラシ サンスターの『オーラツーミーハブラシ スパイラルキャッチ』 275円
歯磨き粉 第一三共ヘルスケア 『クリーンデンタル L トータルケア』 1408円
ネット情報が役に立たないのがこの分野
ネット上には商品の評価に関する情報がたくさんあります。しかし、どの情報が正確なのかサッパリ分かりません。まとめサイトは問題外ですが、しっかり商品テストをやっているようなサイトを見ても、その中身はピント外れ。そんなサイトの記事を読んでも何の役にも立たないと感じます。購入の参考にならない書き方になっているからです。目的意識のない試験など無意味です。結局、メーカーに無償で商品を提供してもらっている紐付きなのでしょう。
役に立たないサイトの特徴は、商品の色、デザインを評価項目に入れ、それを他の評価項目と同列に扱っていること。このため、本来主体となるべき性能評価がなおざりにされているという印象を受けます。
その点、MONOQLOの商品テストは信頼できます。消費者がその商品を選ぶときにどのような情報が必要かをまじめに考えていると感じます。消費者の目線で試験項目を選び、的確な試験方法が採られていると思います。
実はこれには後日談があり、まだ、フライパンが買えていない
楽天24で注文したが、いつ届くのか分からない。通常はお届け日時を知らせてくれるのになんか変?
8日後に楽天24からメールが届きました。在庫切れで入荷は未定とのこと。どうやら8月頃になるらしい。何ともお粗末な仕事ぶりに呆れてしまいます。注文を受け付けておいて在庫切れの連絡が8日後など呆れてしまいました。
キャンセルしてもよいのですが、そもそも、その手続きが分からないしめんどくさい。諦めて放置します。そのうち、届くでしょう。と思ったのですが、Amazonで買うことにしました。
こういう商法があるのかと呆れてしまいます。購入契約を済ませているのに、在庫がない、というメール。
「なお、万が一入荷の目処が立たない状況となりました場合は、誠に勝手ながらご注文をお取り消しとさせていただきますことを、予めご了承ください。」と書かれています。
注文した時点で取引が成立していると思うのですが、販売側が一方的に注文を取り消すなどできるのでしょうか。ご了承ください、と書かれても了承できかねます。相対取引で、一方的に取引を取り消すことができる条件、法的根拠は、楽天24サイトのどこに書かれているのでしょうか。在庫切れの連絡が8日も経ってからという理由は何なのでしょうか。これが正当だと主張されたら消費者は怖くて楽天24では買えません。商品が届くのが10年後かも知れない。もしかしたら、20年後かも。