かれこれ1年半ほど前のことです。台所の給湯リモコンが使えなくなりました。ボタンを押してもランプがつきません。
リモコンが故障したのかと思い、Amazonでリモコンを購入し交換しました。しかし、状況は同じ。
家にはテスターがないので、こんなお馬鹿な失敗をしたわけですが、原因は何だろう?
屋外にある給湯器の下部を開いてみたら原因が判明しました。なんと、ケーブルが断線していました。
原因が分かったのに修理できない
通常、原因が分かると修理は簡単、と思いますよね。ところが、この断線の修理ができないのです。
その理由は、ケーブルがとても短くて、つなげないこと。ケーブル長さに余裕がなく、ケーブルを接続できません。
何とか修理しようと思ったのですが、給湯器が設置されている場所がとても狭く、さらに、蚊がよってくるので修理を諦めました。
修理にあたり先ず問題となったのは、ケーブルが短すぎると言うこと。そのため、ケーブルを継ぎ足す必要があります。しかし、ケーブルの径が分からない。適当に購入したら、径が太すぎて接続できない。太いと曲がらない。細いと電流を流せないので危険。適当にやってはいけません。
さらに、接続方法も問題があります。短いケーブルと追加のケーブルを接続するには、クリッピングプラグで”かしめる”必要がありますが、そんな工具は持っていません。
リモコンの配線自体は電圧が低いので、細いケーブルを使って無理矢理接続しようかとも考えたのですが、何しろ、相手は”ガス”です。火花が飛んで火事になっても困ります。
やはり、専門の業者さんにお願いするしかない、と諦めました。
ガス点検の際にお願いしました
先日、ガスの定期点検で作業員の方が来ました。
そこで、台所のリモコンがつかないことを説明すると、自社で修理可能とのこと。すぐに簡単な見積もりをして頂きました。その額が思っていたより安かったので、直ぐに修理を依頼。翌日には、修理が完了しました。
修理費用は、6600円だったと思います。
1年半も台所の給湯リモコンが使えないという状況が、あっという間に解決しました。
なぜ、最初から業者に修理を依頼しなかったのか
ここまで読むと、なぜ、最初から業者に修理を依頼しなかったのか、不思議に思うのではないでしょうか。
もちろん、それには理由があります。
二世帯住宅である我が家には給湯器が二台あり、そのうちの一台が故障したことがありました。
その時、以前給湯器を交換した業者に修理を依頼したのですが、来た担当者は、修理の説明は一切せず、新品への交換の話ばかり。確かに、古い給湯器だったので寿命かな、とも思ったのですが、修理のことは一切せずに交換の話ばかりをする担当者に不信感を覚えました。
結局、その給湯器は、新品に交換したのですが、今回のトラブルは別の給湯器。
こんな経験があったため、修理を依頼するのを躊躇していました。この給湯器は6年ほど前に交換したものです。
管理人が不思議に思ったのは、なぜ、配線の劣化が進んだのかということでした。給湯器のリモコン配線部分はボロボロの状態だったのです。わずか6年程度でなぜこんなにボロボロになったのか。
給湯器の設置位置は北側で、直射日光が当たることはありません。じめじめと湿気が多い訳でもありません。雨滴が浸入した形跡もありません。
だから不思議なのです。
今回の経験として、修理の依頼は、東京ガスが点検を依頼している業者さんに限る、ということを学びました。
いかがわしい業者がたくさんいます
家のメンテナンスを自分でやりたいと考える理由の一つに、いかがわしい業者の存在があります。
どの業者に依頼したらよいかなど、分かりません。特に、簡単な修理については、業者に依頼するのを躊躇します。
たとえば、トイレの水漏れ。過去記事で、トイレのオーバーフロー管が折れた時の修理方法を書きました。通常、業者に頼むと結果は見え見えです。
「この製品は10年以上前の製造のものなので、交換部品の製造は中止されており、入手できません。すべてセットで新品に交換する必要があります」、というおきまりの台詞。
しかし、自分で修理すれば、簡単に直ります。
ただし、それは水回りのこと。ガスに関しては専門業者に依頼する方が安心です。東京ガスの点検に来ている業者さんなら安心できると考えました。
せっかくなので、画像をアップします。自分で修理しようと苦心した時の画像です。
そもそも論を書けば、家にテスターがないのが敗因でした。もし、テスターがあるなら、リモコンをAmazonで買うことはなかった。電気が来ていないのですから、リモコンの故障ではないので、リモコン本体を交換する必要もありません。
実際の作業写真
せっかくなので、写真をアップします。
本当は自分で修理できたけどやらなかった理由
今回の故障の修理は、原因も分かっているので、自分でも修理できました。なぜ、業者さんに依頼したのか不思議に思われた方がいると思います。
理由は、管理人は目が悪いため、狭い場所での作業ができないからです。外部給湯器の作業スペースはとても狭く、目の悪い管理人では作業ができないのです。