宝姫(皇極=斉明天皇)イメージソングを作ってみた:SUNO.AI

 こんなもの作ってみました。

 今回、SUNO.AIという曲を作ることのできる生成AIを使ってみました。

 面倒くさいので、何曲か生成して、その中でましな曲を採用しました。

 歌詞は、特定のコンセプトがあるので、SUNO.AIの歌詞自動生成では難しそうだったのでCopilotで生成しました。Copilotで最初に生成された歌詞は、歌詞として問題があったので、曲に乗せて歌う歌詞であることを理解させ、語数を考慮するように指示し再生成させました。

 曲の前半部分は宝姫の歌っぽくて気に入っています。後半の歌詞はちょっとつまらないかなぁ、と感じますが、まあ、素人が作るとこんなものでしょう。紅の裾とツバメの読みを少し古風にしてみました。

アカウント名は本物ではありません。

 最初、SUNO.AIの使い方を調べてからと考えていたのですが、調べるのも面倒くさくなったのでぶっつけ本番。アカウントを作り、生成した歌詞をコピーペして女性ボーカルにして[Create]ボタンを押すだけ。簡単に曲が生成できて驚きました。クレジット内であれば何度でもリトライできるのも魅力ですね。初回登録した時に100クレジット、毎日50クレジットもらえます。

 ただ、自分の考えイメージ通りに曲を作ろうとするとかなり難しいと感じました。生成AIなので、一方的に生成するだけ。プロンプト/メタタグで調整する仕組みのようです。対話型だとうれしいのですが。

 SUNO.AIの無料版で曲を作ると、その権利はSUNO.AIが所有する既定です。収益化されたYouTubeにアップロードはできない決まりですが、うちのYouTubeチャンネルは収益化とはほど遠いので、問題ありません。何しろ動画素材置き場に使っているだけなので。

 SUNO.AIで生成された楽曲の著作権について、ネット上ではいい加減な記述が散見されます。グレーゾーンですという意味不明な結論になっています。しかし、そんな筈はありません。グレーゾーンなど存在しません。法律適用の範囲を明確にするのは当たり前のこと。グレーゾーンなど最初からあってはならないのです。逐条解釈に書かれていなければ法律の対象外ということです。つまり、立法時に想定していないと言うことです。後で定義するという性格のものでも法解釈を議論するものでもありません。定義するのなら法改正が必要になりますし、そうすべきです。

 AIが生成したコンテンツは著作物として法律の対象に含めるか、・・・、法律に書かれていなければ含めないということです。定義が不明確? グレーゾーン? それは含めないと言うことです。そのための法律です。立法に携わっていない弁護士がとやかく言うレベルではありません。

 ネット上では、この辺をぼかし、外国ではとか、国際的にとか言葉を濁しています。しかし、外国の法律も知らない人達が意味も分からず説明したふりをしているように感じます。著作権法は国内法です。外国の法律違反かどうかは素人が心配する話しではなく、日本国内で日本の著作権法に抵触するかどうかが問われます。当たり前のことですが外国の法律とは一切関係ありません。日本の法律に規定が明記されていなければ何ら違法行為ではないと言うことです。サービス提供会社の利用規程と法律とを混同してはいけません。

 サービスを利用するのであれば、サービス提供会社の利用規約を守る必要があります。しかし、著作物の権利については、会社の規定規約自体が違法である可能性があります。つまり、会社側が権利を主張できないことまで、著作物だと主張する法的妥当性に疑義があります。以前、月の土地の権利を販売する商法がありましたが。

 短時間に無数に生成するAI楽曲に著作権があると主張すること自体無理があるように感じます。生成された無数のガラクタの中から特定の1曲を選定したユーザーには何の権利もないのか。

 この問題が世界の著作権法に抵触するかどうかはYouTubeの運営会社が調べ、対応すればよい話しで、一般ユーザーはお手並み拝見と高みの見物を決め込むに限ります。

 繰り返しになりますが、コンテンツのサービスを利用するのであれば、利用規約を守るのは当たり前のことです。

動画コンテンツ

 今回で宝姫シリーズが最終回です。

 動画はロゴを見れば分かるようにいろいろな動画AI生成サービスを使って作っています。通常、無料で生成できるのは4秒程度なのですが、今回の動画はゆっくり再生可能なので、再生速度を落とし8秒にして再生しています。

 4秒の動画よりもっと長いシーンがありますが、これは、最終フレームを画像として切り取り、それを生成画像の最初にセットすることで16秒程度の連続した動画を生成しています。

 宝姫の元画像は、Night Cafeで古代女王の画像を生成し、Vidu 2.0で20代後半から30歳前半の顔を構築。更に、笑顔だけではつまらないので真剣な顔を生成、今回の動画の最終フレームで使っている全身画像はPhotoshopで全身化したものです。よく見かけるAIが生成した不気味な画像とは違うものに仕上がっていると思います。

 歴史の中でほとんど注目されてこなかった皇極・斉明天皇。宝姫はどう生きたのか。宝姫の立場で考えると、これまで語られてきた歴史が、実は何も語っていなかったことに気づきます。

 宝姫の最初の夫は?、その子供は?、どうなったのか。なぜ、彼女の産んだ子供だけ立派に成人しているのか。

 最初の夫は、本当は誰なのか?

 白村江の戦いに至る経緯こそ、すべての謎を解き明かす鍵があるように感じます。