電気圧力鍋クッキングプロを買って見たけど本当に美味しくできる!

電気圧力鍋を欲しいけど待つ!

以前から欲しいなーと思っていた圧力鍋。普通の圧力鍋はかなり以前に買ったことがあったのですが、それは外国に持っていき、帰国の際に現地の人にあげてしまいました。

また買おうかと思ったのですが、圧力鍋は”怖い”ので購入には二の足を踏みます。何が怖いかというと、爆発するかも知れないから。

火にかけているのを忘れてしまうと爆発の恐れがあります。そして、”忘れる”というケースを高い確率で想定できます。以前、かなり怖い思いをしたことがあります。加熱しているのを忘れ異常加熱。慌てて圧力釜ごと冷水に浸して事なきを得ました。

このような経験があったため、今度買うのなら電気式の圧力鍋がいいなぁと思っていました。

テレビショッピング(ショップジャパン)で電気圧力鍋を売っているのを見かけ、購入しようと思ったのですが、テレビにだまされて高い買い物をするのが嫌だったので待つことにしました。「30分限定割引」、他の商品との抱き合わせ販売で「何と半額!」というのは、大抵インチキです。

さて、管理人は何を待っていたのでしょうか。

それは、ショップジャパンからのメールです。

それがついに来ました。そこに書かれていた「クッキングプロ」のお値段は、税抜き・送料込みで、11,760円。支払った金額は、税込みなので、 12,936円 です。

この値段ではなかなか買えません。待った甲斐がありました。

現在、キャンペーン中で、2,000円引きになりますが、それでも14,700 – 2,000 = 12,700円。これに消費税1,470円が加わるので、支払額は、14,170円になります。

この商品の価格は、17,700円のところ、特別価格で14,700円。キャンペーンで2,000円引きの12,700円。しかし、メールの割引価格は11,760円。消費税が加わるので、金額差はもっと開きます。

管理人がこれだけ価格にこだわるのには理由があります。はっきり言って、テレビショッピングの番組のコストを負担したくない!

真実かどうかは別として、管理人は、通販商品は仕入れ値の4倍で売っているのではないかと考えています。その理由は、半額セールをしても利益を得ている。さらに、番組の制作費、タレントへの高額な報酬支払い。極めつけは、(別の商品ですが)外国で売られている同一商品の最安値。これらから4倍ルールを導き出しました。

こんな無駄な支出が商品価格に上乗せされているのです。一円でも安く買いたい! 待ってでも安く買いたい!

クッキングプロを使ってみる

届いたクッキングプロで、早速、ローストビーフと茶碗蒸しを作ってみました。

仕上がりはどちらも完璧。

管理人は普段、茶碗蒸しを作る時はシリコンスチーマーを使って電子レンジで調理していたのですが、回転寿司の茶碗蒸しのように美味しくできないのが悩みの種でした。ところが、クッキングプロで作ると、回転寿司の茶碗蒸しに引けをとらないほどなめらかな仕上がりになります。

ローストビーフは、火加減がとても難しく、火が入りすぎると固くなるし、火が足りないと半生状態で、しっかり冷ましても切った時に肉から血がドバーっと出てきて、皿は血の海状態になります。

今回作ったローストビーフは、圧力鍋の中に放置していた時間が少し長かったせいか(ピンが下がってから5分くらい放置していた)、少し固く仕上がりましたが、次回はもっと美味しくできると思います。

管理人が圧力鍋を使いたい料理は、豆料理。少し古くなった豆がたくさんあるのですが、普通の方法で煮てもなかなか柔らかくなりません。古い黒豆の場合、5時間煮てもまだ固かったので、諦めて、固いまま食べました。ガス代がもったいないし、火のお守りをするのは疲れます。火がついているのを忘れてしまうのも怖い! 豆料理はとにかく長時間煮る必要があり、作るのがおっくうになります。

やっと圧力鍋を入手したので、今度、豆料理に挑戦してみたいと思います。

使い勝手

ボタンを押してスタート。後はほおって置けば良いので楽ちんです。爆発の心配もありません(笑)。

ただ、使っていて不便に感じたことがひとつあります。それは、「加圧時間」をいくらにセットすれば良いかが分からないこと。

付属の説明書兼レシピ集を読んでもイマイチ分からない。これは慣れなのでしょう。普通の圧力鍋を買っても加圧時間についてはほとんど記載していません。

ネットで「クッキングプロ レシピ」で検索すると、たくさんのレシピがヒットします。ただ、記事を書き慣れていない方のレシピはあまり役に立たない。

ポイントは、加圧なのか加圧しないのか、加圧時間は何分か、という最も基本的なことが書かれていないレシピが目につきます。これも閲覧者側の慣れなのでしょうね。圧力鍋を使っていけば、投稿者と同じ感覚になる。

現在、エクセルにレシピを登録しているところです。自分用の圧力鍋レシピです。

なお、圧力鍋なので、加圧時間が終わると減圧する時間が必要になります。加圧時間1分でも減圧に最低でも6分程度はかかります。さらに加圧状態になるまでの余熱に10分から30分程度かかります。

テレビのショップチャンネルを見ていると、まるであっという間に料理ができるかのような表現があり、ムカつきます(笑)。

テレビでは、クッキングプロで作った料理がたくさん並んでいますが、それだけの料理を作るのにどれだけの時間がかかるのか、と思ってしまいます。きっと、クッキングプロを10台くらい購入しているお宅を想定して番組を作っているのでしょう。

管理人による商品評価

サイズは小さすぎるかと思ったのですが、実際に使ってみると我が家では適当なサイズでした。大きいと置く場所に困ります。

良い点は、とても軽いということ。普通の圧力釜のように重くないので、取り扱いが楽です。

他の点は想定内。機能面での不満はありません。よい商品だと思います。

クッキングプロを買って、「あれっ?」と思った点は、ご飯を炊けるのに、内釜で米をといではいけないこと。内釜の塗装が弱いようです。

普通の炊飯器は、内釜で米をとぐことを想定して塗装の仕様を決めています。メーカーでも内釜で米をといでも問題ないと説明しています。しかし、クッキングプロではダメ!

単に気をつければ良いだけのことですが、塗装が弱いという点が気になります。

もう一点、ショップジャパンのサイトを見て気になったことがあります。それは、商品評価欄。悪い評価をしている人がいますが、その中身は”使っていないのに書いているコメント!” 呆れてしまいます。さらに、そのコメントに丁寧に回答している方がいますが、これって「ステマ」ですね。一般人を装って会社からお金をもらっている人たちの特徴的な書き方です。普通の人が見れば、「買ったのなら、使ってからコメントしろよ、ボケが!」となるレベルの投稿です(笑)。

現時点で、管理人は、ショップジャパンの味方です。この商品を使い続けるとこれがアンチに変わるかも知れません。それは商品次第です。現時点では、商品の性能は期待したとおりで満足しています。

もし、致命的な不具合が見つかった時は、ここにボログソに書きたいと思います。

クッキングプロはご飯も炊けるのですが、ご飯を炊くとおかずが作れませんね。

別売りの「蒸しプレート」というものがあります。値段が3500円もする。消費税と送料込みだと4750円です。しかも、現在入荷待ち。この構造は問題がありますね。貧弱な内釜の塗装を傷つけてしまう。この価格設定に呆れてしまいます。たぶん、百均で同じようなものが入手できそうです。

なぜこんなものが3500円で売られているか分かりますか。抱き合わせ販売で割引率を上げるための姑息な商法です。

こんなのなくても茶碗蒸しは美味しくできました。家にはシリコンの蒸しプレートがあるので、蒸し料理にはそれを使います。

追記

今日は、金時豆の煮物と無水カレーを作りました。

金時豆はとても古い豆で、圧力釜でも少し固めに仕上がりましたが、次回はもっとじょうずにできると思います。今回、加圧時間7分で作りましたが、次回は10分で試してみます。

無水カレーは、レシピが気に入らなかったので、「煮込み・炒め」でニンニク・ショウガを炒めて肉を炒め、玉ねぎも軽く炒めた上で加圧調理しました。「シチュー・スープ」で加圧時間は10分です。結構美味しくできたと思います。

小幡寿康さん流つぶあんのレシピ

クッキングプロの「人気のレシピ集」p.39 に「ぜんざい」のレシピがありますが、この通りに作ると美味しくできないのは、レシピを見れば分かります。

そこで、このレシピをあんこ作りの人間国宝のような方、小幡寿康さん流の調理方法に変更します。このレシピは美味しいですよ!

つぶあん
【材料】
小豆      250g
お湯      1000cc
砂糖       200g
塩小さじ     1/4

【作り方】
① 小豆は洗って水を切り、熱湯に入れ30秒ほど茹でる。
② 茹でた小豆をざるにあけてお湯を切る。
③ 小豆を圧力鍋に入れ、お湯を1000cc入れ、「肉・豆」で10分圧力調理する。
④ ピンが下がったらふたを開け、小豆を”目の粗いざる”にあけてお湯を切る。
⑤ お湯を切った小豆を鍋に入れ、砂糖と塩を加え、よく混ぜる。この時、火はつけず、混ぜるだけ。

クッキングプロのレシピがダメな理由は、あずきの苦みの元である「へそ」と表皮の部分を煮詰めて作っているからで、どうしても苦みが残ります。

上のレシピでは、最初に「豆殺し」の工程。さらに茹でて外れた「へそ」と一緒に茹でたお湯は捨てています。

ご飯を炊く

今日は、うちの奥様が炊飯器を使って甘酒造りを始めたので、ご飯が炊けない! そこで、クッキングプロを使って初めて炊飯をしてみました。

ネットで見ると、あまり美味しく炊けないようです。さらに、ご飯が固いというコメントも見られます。

そこで、米2合、10分間吸水、水は420cc、[ごはん]で6分という条件で炊飯してみました。

結果は、ネットのコメントが正しい。やはり、ごはんは専用の炊飯器で炊くのが一番です。

まず、水の量が多すぎ、少しべちゃっとしています。400ccが正解ですね。

次に、ご飯の香りがない。炊きたてなのにご飯の美味しい香りがしません。食べるとやはり香りがないのであまり美味しくはない。えっ、このお米でこの味なの? という感じです。