○○サイトを見ていてWindows Defenderを騙るこんな警告ページが表示されたならどうする?

 今日は、ネット詐欺の記事です。

 ネットサーフィンをしていると、思いもよらないページに飛ばされ、詐欺サイトの警告を受けることがあります。

 実際は、それなりのことをしたから飛ばされたのですが、地位の高い人ほどこの警告に驚くようです。

 詐欺サイトの警告ページは、「サイトを開いた時点で登録されたので料金を支払え」、というもの。こんなアホなページに瞞されるのは、学校の校長先生くらいでしょう。

 普通のネットサーファーなら、「おもしれぇーじゃねぇか! できるもんならやってみろよ!」となるはずです。

 ところが、これに瞞される人がいるから困ります。

 ちょっと考えれば、サイトを閲覧しただけで料金を請求されるなどあり得ないと言うことが分かるはずなのに。

 そんなことがあり得ないという根拠は、閲覧者を特定する方法がないからです。正確には、裁判で閲覧者を特定でもしない限りほとんど無理! こんなことは、ネット上の中傷書き込みで書き込み者を特定できない、ということを見れば明らかなこと。

 そんな警告が表示されても無視すればよいだけです。詐欺サイトにとって、詐欺警告に驚いて連絡してくる人だけが金づるとなります。

 ところで、ウイルス感染を騙(かた)るページは要注意です。先日、危ないサイトを見つけたので情報共有します。

Windows Defenderを騙る詐欺サイトが悲しい!

 皆さんにお聞きしますが、WindowsのDefender って一度でも警告を発したことがありますか?

 管理人は、ただの一度も Defender の警告を見たことがありません。ウイルス対策ソフトが事前にブロックしてしまうからです。

 先日、 WindowsのDefender を騙るサイトを見つけたのでご紹介します。

 このタイプは見たことがなかったので、最近作られた詐欺ページだと思います。

 まず、このサイトがおかしいのは、Windows Defender って何の役にも立たないのに、ウイルス対策ソフト「ESETセキュリティ」をさしおいて、いきなり Windows Defender のセキュリティ警告ページが表示されるなどあり得ないということです。

 次に、警告ポップアップがいくつも重なって表示されています。このボタンを押すがどうかではなく、このページのあらゆる部分をクリックしても特定サイトに飛ばされてしまいます。管理人は、そんなお馬鹿なことはやらないので、どこに飛ばされるのかは分かりません。

 問題は、この詐欺ページが表示された時に、ESETが反応していないということです。したがって、この開いたページ自体にはウイルスはいないのだろうと考えます。

 こんなページが開いたら、単に、閉じてしまえばそれでオシマイです。

 しかし、これまで見たことがないこのようなページが頻繁に開くようになったなら、ワームがパソコン内に侵入したと考えた方がよいでしょう。

ある○○サイトで必ず飛ばされてしまうサイトを非表示にする方法

 ESETセキュリティというウイルス対策ソフトはとても高性能だと、管理人は感じています。ウイルスの侵入をかなり防いでいるようです。ところで、どのメーカーのウイルス対策ソフトについても言えることですが、ウイルス対策ソフトはワームに対してあまりにも無力です。

 危ないサイトを閲覧したら、パソコン内に侵入したワームを頻繁に駆除する必要があります(方法は下に書きます)。

そもそも詐欺サイトなどを開かなくすればよいのでは?

  閲覧していると、突然、閲覧者の意図したものとは違うサイトが勝手に開いてしまう、という困ったサイトがあります。ある特定の○○動画を閲覧するためには、この不必要なページが開くことを我慢しなければならない。しかし、飛ばされるのは毎回違ったページなのでかなりのリスクがあります。

 そこで、こんな馬鹿げた設定をしているサイトで、怪しいリンク先に飛ばされることを回避する必要があります。

 そのためには、・・・。

 Firefoxアドオン「Block site」を導入

 管理人は、ブラウザはFirefoxを使っているので、Firefoxで説明します。 Chrome ユーザーは、自分で解決して下さい。 Chrome ユーザーの方は、Googleにネット社会が占有されてしまうという危機感をもっと感じて欲しいと思います。

 そして、 Firefox ユーザーはネット広告などブロックして見ていないのに、 Chrome ユーザー だけが広告を見ているという不思議に気づくべきです。その意味を考えて欲しい。

  Firefoxアドオン「Block site」 をインストールすると、上記のように飛ばされてしまったサイトを登録することで、怪しいサイトが開くことがなくなります。これは、本当にうれしい。怪しいサイトに飛ばされるたびに、パソコンのアドウエア削除をする必要がなくなります。少なくとも、その頻度が少なくなります。

パソコン内に侵入したワームを駆除する方法

 危ないサイトを閲覧した場合は、ワームの駆除を頻繁に行った方がよいと思います。

 この駆除は、「SUPERAntiSpyware」というフリーソフトを使います。これで、ほとんどの問題は解消すると思います。有名なソフトなので、インストール、使い方などの情報は、ネット上にたくさんあります。本サイトで説明する必要はないと感じたので、このソフトに関する具体的な記述は省略しました。

  さらに、「Junkware Removal Tool」でレジストリ内に残ったジャンクファイルを削除します。このソフトはあまり更新しないので、現在の最新バージョンは、Ver.8.1.4 です。

 これで、一般的なワームは駆除できると思います。