断崖絶壁のわずかな幅のステップに立つ男性の画像は本物なのだろうか

 Pinterestで下の画像を見つけました。

 垂直に切り立つ断崖絶壁の途中にある幅がわずか30センチあまりのステップに立つ男性の写真。どこにもロープは見当たらないし、パラシュートを背負っているわけでもない。

 そもそも、写真の撮影者の場所から彼のいる場所までどうやって行ったのだろう?

 この写真は本物なのだろうか。それともフェイク画像なのか。

 管理人は高いところが苦手なので、こんな画像を見るだけで身震いがします。

 もし、この写真が本物だとしたら、この男性に一言言いたい。

 事故が起きたときに遺体を回収する人たちのことを考えたことがありますか、と。

撮影場所

 写真が撮影された場所は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のヨセミテ国立公園。1984年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された場所です。

 この公園には、いくつもの巨大な岩山と絶壁があります。

 その代表的なものが、エル・キャピタン(El Capitan)とハーフドーム(Half Dome)です。

 エル・キャピタンは渓谷の谷床からは約1,000mあり、花崗岩の一枚岩(モノリス)としては世界一の大きさである。南西壁及び南東壁には数多くのクライミングルートが切り開かれており、ロッククライミングの名所として知られる。(Wikipedia)


 Image Source: Wikipedia

 ハーフドームは、花崗岩ドームであり、ヨセミテ渓谷の東端に位置する。同渓谷を象徴する景観の一つであり、ハイキングやクライミングも盛んである。渓谷の底からの高さは1524メートル近く、海抜は2682メートルである。 (Wikipedia)

 
 Image Source: Wikipedia

 写真は、ハーフドームの”Thank God Ledge”と呼ばれる絶壁の棚部のようです。

 なぜこの名が付いたかというと、「この棚は、ヨセミテ公園の崖の1つにある2000フィート(610m)上にある小さな平らな面です。ハイカーが「ああ、神に感謝します、棚があります!」と言うので、これはこれと名付けられました。人気のロッククライミングの目的地とスポットです。」とのこと。1)

この男性は誰?

 調べてみると、フェイク画像ではなく、本物の写真でした。

 写真の男性は、命綱を付けずに壁を登っていく「フリーソロ」というスタイルで活動するアメリカ人アレックス・オノルド(Alexander Honnold:1985年8月17日生まれ、35歳)。
 

アレックス・オノルド
アレックス・オノルド(Alex Honnold、1985年8月17日 – )はアメリカのロッククライマー/フリークライマー。ビッグウォールのフリークライミングで知られる。エル・キャピタンのノーズの最速登攀記録(2012年)や、パタゴニアのフィッツ・ロイの縦走記録(2014年)などをもつ。

Source: Wikipedia

 2018年、アレックス・オノルドが、命綱も安全装置も使わないフリークライミングでエル・キャピタンの登頂に成功。

 アレックスはTEDにも出演していました!

 
 2017年6月に行ったエル・キャピタンのフリークライミング挑戦に密着したドキュメンタリーが、映画『フリーソロ』として2018年に公開された。

このような人たちには遺体回収の実務を義務づけるべき

 管理人は、高いところは本当に嫌いなので、何でこんな危ないことをする人がたくさんいるのか理解できません。

 彼らは、結局、自分のことしか考えていないのでしょう。崖から落下したら、それで人生はおしまい。

 ところが、現実には続きがあります。

 彼の遺体を回収し、検死し、埋葬するという作業が必要となります。特に、遺体回収をする人は、それを専門に職業としている人ではありません。通常の神経の持ち主では無理。そもそも、遺体は、人間の形をしていないからです。部品、または破片として周囲に散乱しています。

 何で自分で勝手に死んだヤツの後始末をしなきゃならないんだ? というのが、事後処理を担当する方々の率直な気持ちでしょう。遺体の損傷状況によっては、担当者にとってトラウマになることもあるでしょう。

 危険なことをやる人たちには、同様の行動で死亡した人の遺体回収を義務づけるべきです。自分は死ぬかも知れない、などの甘えた考えではなく、死んだ後に多くの人たちにトラウマを残すような行動だと理解して欲しい。 

ネットの閲覧者はあまりにも興味本位!

 列車に飛び込んで自殺する人がいます。

 マスコミの報道は、列車の時間が何分遅れたかを報じる程度です。

 しかし、現実には、その後が大変。誰が遺体を回収するのでしょうか?

 誰もやりたくない作業です。轢死死体は当然バラバラの状態で、人間としての形を留めていません。山から数百メートル滑落した人も似たような状態のようです。

 管理人がこのようなことを書く理由は、飛行機事故で亡くなった知り合いの葬儀を担当したという経験があるからです。

 だから、アレックス氏のような危険な行動を取る人間に対し、嫌悪感を覚えます。アレックス氏は、滑落してバラバラになった人間の遺体を回収するという作業をしたことがあるのでしょうか。

 管理人には、TEDにおけるアレックス氏の言動は、まさに自己中の人間そのものという印象を受けます。

 1947年5月1日、ニューヨークのエンパイアステートシティビルの86階にある展望台から飛び降り自殺をした「世界一美しい死体」とされる”Andy Warhol”についても、現実には、血や内臓が飛び散り、悲惨な状況だったようです。

 人間の皮だけが表面上は原形を保っている。画像が公開されているので、興味のある方は検索してみてください。写真は足がパンストで縛られたような状態で映っていますが、実際は、胡座をかいたような状態だったそうです。誰かが足を閉じたのでしょう。

 やはり、自殺はよくない。練炭を使った自殺はやめてください! 練炭製造・販売会社にとってとても迷惑です。風評被害で経営の被害を被ります。

 賃貸のアパートで自殺するのはやめてください。遺族が大家から損害賠償を請求されます。

 崖から海飛び込んだり、橋から川に飛び込んだりしてはいけません。遺族が、遺体捜索にかかった費用を請求されることもあります。さらに、その場所が風評被害を受けます。

 中でも列車に飛び込むのは最悪です。人間として最低の行為です。列車の乗客の迷惑はもちろんのこと、遺体回収に携わる人たちのトラウマ、列車遅延運行の損失、それらに対する損害賠償。アレックス氏が滑落死するレベルをはるかに越えています。

 列車に飛び込みだけはやめましょう。いや、自殺だけはやめましょう。誰かに相談すれば道が開けるかも知れません。
 
 誰かって誰?

 それは、質問サイトで調べましょう。そのためのサイトです。

何と!映画『フリーソロ』がNHKで放映された

 この記事は、3月22日にアップしたものですが、2021年5月1日深夜、BSプレミアムでドキュメンタリー映画『フリーソロ』が放映されました。調べてみると、2020年6月15日にも同じBSプレミアムで放送されたようです。

 録画して観ましたが、やはり、クレージーとしか言えない。この努力をもっと別の分野で生かせないものかと真剣に悩んでしまいました。

出典
1) https://timswww.com.au/yosemite-national-park-the-thank-god-ledge/

2) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%86%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%85%AC%E5%9C%92

3) https://vimeo.com/ondemand/aloneonthewall/149296991?autoplay=1

4) https://www.ted.com/speakers/alex_honnold

5) Wikipedia, Alex Honnold