生成AIが日常的に使われるようになってきました。
管理人は、Microsoft社のCopilotを使っているのですが、嘘をつかないAIとして、Googleの「Gemini」がダントツに優れているという記事を見つけました。
これまで、Geminiを使ったことがなかったので、使ってみました。その結論は、・・・。
確かに他の生成AIのような突拍子もない嘘を生成することはないと確認できました。
Geminiはとても使いやすく、チャット回数制限のあるCopilotより断然使いやすく感じました。
では、GeminiはCopilotより優れているのか?
実は、Geminiの回答に気になる部分を見つけました。
それは、自分の回答は絶対に正しいという奢りのような姿勢です。言葉遣いは丁寧で、誤りを指摘すると謝罪はするものの、それは建前上の回答で、中身は何も変わっていない。つまり、傲慢な姿勢には全く変化はありません。さすがはGoogleの生成AIです。会社の姿勢を反映しています。
Geminiの回答は、傲慢な思い込みの回答に終始しています。つまり、自分の学習データは権威あるデータベースを用いているため、自分の回答の根本は一切揺るがない、という姿勢です。
一見、すばらしく感じるのですが、少し質問を繰り返すうちにボロが出てきます。根拠となる数値データを示せと言っても言葉を濁して自分の主張を繰り返します。具体的数値データを示せないのは、データの信頼性が無いからだと主張します。でも、これは、嘘です。データを持っていないため、示せないにもかかわらず、このような嘘を回答します。
たぶん、普通に使う分にはGeminiはとても使いやすいと思いますが、自分が正しいという傲慢さが鼻につくため、チャットの内容によっては、他の生成AIを使った方が視野が広がると感じました。
Geminiの傲慢さとは、結局は、権威主義に陥った結果だと感じます。権威あるものが絶対だという思想を反映しているAIがGeminiかな、と感じました。
なお、この分析には、生成AIの性能を測るためのベンチマークに使っている「きさらぎ駅」についての質問を使っています。AIが最も苦手とする分野だと思います。都市伝説と片づけると一方的すぎる。実在する駅なのかについてはあまりにも情報が無い。情報の無い分野で、生成AIがどのような回答をするかで、性能を判断できます。