「ライフバック」って聞いたことがありますか?
災害時の非常持ち出し用のバックのことではありません。餅などを喉に詰まらせたときに吸引する器具のことです。
何らかの異物を飲み込んで、それを喉に詰まらせてしまったとしたら、あなたならどうしますか?
この異物を取り除く器具がライフバックです。
食べ物などを喉に詰まらせて亡くなる方はたくさんいるようです。周りの人はどう対処してよいか分からない。できるのは救急車を呼ぶことくらいでしょう。
そして、救急車が到着するまで、10分以上かかると、もし患者の命が助かったとしても脳に障害が発生するリスクが高まります。
お餅を喉に詰まらせただけなのに、一生、植物人間。あるいは、救急医療が間に合わずに命を落とす。
管理人が「ライフバック」のことを知ったのは、2022年11月3日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」という番組でした。
【赤ちゃんを襲う命の危機】
アメリカ、サウスカロライナ州のとあるレストラン。 この日、ある家族が5人で朝食を楽しんでいた。
だが…突然、生後10ヶ月になる赤ちゃんがパンケーキを喉に詰まらせてしまった。 背中を叩くも一向に吐き出す気配がない。
助けを求める声に、居合わせた客達が駆けつけるが、どうすることもできない。 救急隊に通報するも、到着までには時間がかかる。絶望的な状況かと思われたその時!
どこからともなく現れた男性が赤ちゃんの口に器具を装着。
その器具とは…ライフバックという窒息防止装置! 喉に詰まった食品や、誤飲してしまったおもちゃ等を吸引して取り除くための器具だ。
懸命に続けられる救命処置。 そして、赤ちゃんは…無事だった!(中略) しかも、自分の車にガソリンが入ってなかったため、移動には妻の車を使っていた。 そんな中…「助けてください!」、この叫び声を聞き、メイジャーさんはあることを思い出した。
メイジャーさん「4〜5年前にライフバックを購入したものの、使わずに妻の車に入れたままだったんです」
フジテレビ
実は、以前 彼の子供も、喉を詰まらせてしまったことがあり、その時にライフバックを購入していたのだ。 叫び声を聞いたメイジャーさんは、ライフバックを取りに急いで車へ。 戻ってくるや否や、すぐに赤ちゃんの元へ駆けつけたのだ。
救急隊が到着したのは、異常が起こってから14分後。 彼の咄嗟の行動がなければ、命を落としていた可能性は高かっただろう。
この番組を観て、すぐに、「ライフバック」という単語をメモ。後日、ライフバックをネットで購入することにしました。
たぶん、宝くじで数億円が当たる確率よりも、ライフバックを使う確率の方がはるかに高いと感じました。
そこで、ネットで調べて購入。
中国から商品が送られてきました(www)。
使い方が分からないといざという時に使えません。そこで、使い方を確認。
大人用と子供用の二つの装具があります。
装具を患者の鼻と口を覆うようにあて、ポンプを押し、次に引く。
実に簡単です。でも、事前に確認しておかないと、英語の説明書なので、読むだけで数十秒ロスします。日本語に翻訳したものを同封しておくとよいと思いました。
この商品は、Amazonで購入。品名は、「窒息緊急装置、心肺蘇生装置、子供と大人のための応急処置キットCPRトレーニングフェイシャルカバーシールド応急処置窒息装置」。値段は送料込みで1500円程度でした。この十倍の値段で売っているサイトもいくつかあります。
宝くじ10億円が当たるよりも高い確率で発生すると推測できる喉の詰まりの事故。1500円程度の出費なら安心料として安いものだと思います。