一枚の画像からそこに映っている人物の顔の表情を動かす方法はいくつかありますが、どれも手間がかかる割には綺麗に仕上がりません。
以前作ったのがこれ。何度も作り直してやっとこの程度になりました。このレベルでもかなりの時間がかかります。
(過去記事『絵画(song of the angels)の中のバイオリンを弾く天使を動かしてみる』
Photoshopなら、「After Effects」を使うことになるのでしょうが、使い方が難しく、いつも途中で挫けてしまいます。なお、上のYouTube動画は、「FantaMorph」というソフトを使って作っています。弓を引く手と天使の羽を別々に動かすのに苦労しました。
そこで、今回は別のソフトで作ってみました。
まずは、出来映えをご覧下さい。モデルは、池田七帆ちゃんと以前作ったモナリザの正面向きバージョンです。
いかがでしょうか。
結構綺麗に仕上がっています。目の動きが自然で、まるでこんな動画が最初からあるのかと思ってしまいます。とても一枚の写真から作られたものだとは思えない。何より目線が動くところがすごい。これはカーソルの動きを追っています。全体の動きも単調な繰り返しではなく、ランダムな動き方をしています。
使ったソフトは、「ぐるぐる大作戦!」というシェアウエアのソフトです。リリースされたのは2008年。とても古いソフトなのに、このレベルの優れたソフトを他に知りません。現在でも十分使えるところがすごい。Windows10で2008年のソフトが正常に動くこと自体驚きです。
使い方はとてつもなく簡単で、両目の目尻、口元の計6カ所をポイントして指定するだけです。あまりにも簡単な設定にもかかわらず、動きがずば抜けて優れています。
管理人はこのような動画を作る場合、PhotoMorphなどのモーフ処理ができるソフトを使っています。動きがとてもスムーズに見えるからです。Photoshop単独ではなかなかキレイにできません。
ところが、「ぐるぐる大作戦!」の出力動画はとてもキレイです。画質の劣化がないのが素晴らしい!
このソフトの別バージョンとして、「ぐるぐるセクシー大作戦! 3.2」というソフトがあります。おっぱいをプリンプリンと動かしたり、全身をベリーダンスのようにくねらせたりすることができるソフトです。ところが、ESETセキュリティが激しく警告(Win32/Keygen.ML)を出すため、残念ながらソフトの起動はできません。
これは、Vectorからダウンロードする時点で既に警告が出ているので、たぶん、ESETの誤検出だと思います。さすがにVectorがウイルス付きソフトをこんなに長期間放置しているとは考えられないからです。
このソフトを開発した「ぐるぐる博士 」さんは、既に開発を中止しているようです。こんな素敵なソフトを作りながら、お色気系に走ったため、結局の所、「ぐるぐる大作戦!」の進化が停止してしまったという印象です。
「ぐるぐる大作戦!」(シェアウェア)はお金を支払っても使いたいクオリティのソフトだと思います。
セサール君も動かしてみました。
普段は可愛いセサール君ですが、この写真を撮影したときは、ふてぶてしい顔をしていました。
「ミロのヴィーナス」バージョンを作ってみました。