Gメールを開いた時のこと。もしかしたら、迷惑メールフォルダに何か入っているかも、と思い立ち、久しぶりにこのフォルダを開いてみました。
迷惑メールフォルダの中には、まさに迷惑メールがウジャウジャいます。
Gメールの迷惑メールは30日で自動的に消去されるのですが、暇なので消去することにしました。500件以上の迷惑メールが届いています。
その中で、思わず削除の手を止めた『 秀作詐欺メール 』に出くわしたので公表します。
詐欺メールは、思わず開いてしまいそうなメールタイトル(件名)で送ってきます。知り合いのメール偽装やネット取引偽装などなど。
このような詐欺メールを開く訳にはいかないので、何が書かれているか分かりませんが、添付ファイルのないタイプなので、危ないリンク先を誘導するフィッシング詐欺タイプだろうと思います。
上の動画を見れば分かりますが、怪しいメールにオンマウスすると、メールの発信者のアドレスが表示されます。
上のメールのすべてが機械的に生成されたメールアドレスなのは一目瞭然です。
では、詳しく見ていきましょう。
最初のメールは、送信者が「佐藤2」で、件名は「申し訳ありません。 -なかなか連絡できずにすいません。離婚して体調崩し・・・」
となっています。ちょっと興味を引きそうな件名ですが。こんな仕事をやっているようじゃ離婚も当たり前。「ざまーみろ!」と言いたい。
日本語もまともに書けないヤツが詐欺に手を出したようです。こいつ日本人なのでしょうか。
たぶん、話し言葉と書き言葉の違いが分かっていないようです。日本の学校を卒業したのでしょうが、通信文に対する日本語がボロボロです。
少なくとも管理人の知り合いの佐藤さんはこんなメールは決して書きません。とても失礼なメールです。なぜ、そう思うのかここに書くと詐欺師に情報を提供することになるので控えます。普通の日本人が読んだら、この文面はあり得ないことが分かりますよね。
さらに、メールをオンマウスすると、メールアドレスが表示されます。これを見ると、機械で自動生成されたメールアドレスなのは一目瞭然。普通の人はこんなアドレスは使いません。覚えられないからです。たぶん、このアドレスに返信しても届かないと思います。捨てアドでしょうね。
送信者の意図は、返信ではなく、メール内のリンクをクリックさせること。あるいは、開いたリンク先で個人情報・カード情報を抜き取ることです。
次のメールは、「配送センター」からのもの(笑)。どこの配送センターだよ! と突っ込みを入れたくなるメールです。
このメールで笑えるのが、「配送センター」からの4通のメールの送信者のアドレスが毎回、皆違うこと。ここまで機械で自動生成してしまったという不手際です。送信者はあまり頭の良い人でないようです。
不幸にして、こんなメールを開いてしまっても無視すればいいだけです。通販業者はこんなメールアドレスでメールを送ることはありません。
しかし、この配送センターを騙るパターンは初めて見ました。頻繁にネット通販を利用している人は、思わず開いてしまいそうな件名になっています。しかも4通も連続して送ってくる。悪質です。
たぶん、書かれている内容は推測できます。とても高額な商品なので、キャンセルはこちらから。。、という内容でしょうね。
詐欺に遭わないためには、相手の手口を知っておくことがとても役立ちます。これって詐欺かも・・、と疑える引き出しがたくさん必要です。
ところが、このタイプの詐欺師たちは、送信者アドレスの部分をどうしても偽装できない。できないことはないのですが、コストパフォーマンスが悪いので、不特定多数に無作為に送る、機械で生成したアドレスを使うことになります。これって詐欺メールですよ、と自ら名乗っているようなものです。
この記事を書くにあたり、これらの詐欺メールの中身はどうなっているのか知りたかったのですが、メールを開いただけで感染するウイルスも存在するので、そんなお馬鹿なことはしません。
しかし、Gメールがこのような詐欺メールを「迷惑メール」フォルダに自動的に仕分けしてくれることに感謝です。忙しい仕事中に思わず開いてしまいそうな危ないメールを「迷惑メール」フォルダに入れてくれる。これは本当に助かります。さすがはグーグルという感じです。
これに対し、チェックできないのがマイクロソフト社のメール。詐欺師御用達のツールのようです。