目を閉じても見えるという不思議体験|白内障の手術で入院中のこと

 1月に、白内障の手術のために大学病院に入院しました。

 片目ずつの手術にしたので、計2回の入院となりました。

 入院といっても、躰はピンピンしています。手術するのは片方の目だけ。白内障の手術は日帰りが可能なのですが、管理人の場合は、強度のアレルギー反応を示す体質のため入院することになりました。

 そして、不思議な体験をします。

 手術を終え、やることもないので寝ることに。とはいっても、そんなに眠れるものではありません。看護士さんや薬剤師さんなどが頻繁にやってくるので、昼の時間に寝るのはむずかしい。

 手術を終えて数時間後のことです。手術した目は大きなガーゼで覆われているのに、”見える”と感じました。手術した目は閉じたままです。それなのに、見えるのです。それも、普通に見える。

 過去に、夢の中で同じような経験があったのですが、今回は、完全に目覚めています。寝ぼけているわけでもありません。

 なぜ、こんな現象が生じるのか不思議でした。

 調べてみると、麻酔の影響で幻覚が見えるようです。たぶん、そのたぐいのことなのでしょう。しかし、目を閉じているのに、さらにその目は大きなガーゼで覆われているのに見える、という不思議な体験を初めてしました。

 目の前に手をかざすとそれがはっきり見えるのです。ところが、数秒すると、だんだん見えなくなります。

 たぶん、脳が作り出した幻像を見ているのだと思います。まぶたは閉じたままなのに見えるという不思議な体験。

 他人の書いた記事なら信じませんが、自分が体験したことなので、信じるしかありません。目を閉じているのに見えるという不思議な体験でした。