緑内障になってしまった|日本の技術者は若い医師の診断など信頼していない

 技術大国日本。という言葉を頻繁に使いながらダブルスタンダードなのがマスコミの人たち。体育会系の人たちがコネで仕事にありついているのかと思ってしまうほど無知な人たちと感じてしまう。

 今日は、医療についての問題に焦点をあてた記事です。テーマは「緑内障」。

 かなり以前のこと、たぶん10年以上前のことです。大きな病院の眼科で緑内障の恐れがあると言われ、一時期、治療をしていました。

 ところが、治療薬として処方される眼圧を下げる薬が管理人には合わないらしく、すぐに点眼をやめてしまいました。

 昨年のこと、急に右目が見えづらくなりました。「やばい! 緑内障が進行した」

 そう思って病院に行きました。視野検査をした結果、やはり、右目の視野がかなり失われている。

 緑内障は、放置すれば失明する恐れのある恐ろしい病気です。

 原因は、眼圧が高まることで、網膜上の視神経が死んでしまい、それにより視野がどんどん欠けていく。などの説明が定説になっています。

 しかし、日本人で緑内障を発症する人の多くは、眼圧には異常がない平常眼圧の患者です。

 それにもかかわらず、眼科医は、眼圧を下げるための点眼薬を処方します。

 このような処方がおかしいことは誰でも分かりますよね。

 コレステロール値が高い肥満の患者に適用する食事制限を、同じ症状なのにガリガリに痩せている患者に適用するようなものです。そんな食事療法を続けていたら痩せた患者は死んでしまいます。

 コレステロールが高い ⇒ 高コレステロールの食べ物の採りすぎ ⇒ 食事制限

 という構図ですが、別の原因でコレステロール値が高くなっている患者に対し、その原因を見落とし、誤った療法をしている可能性があるように思います。

 平常眼圧緑内障の患者がいる時点で、病気の原因は眼圧ではないかも知れないと疑うべきでしょう。

 しかし、現在、眼圧を下げる以外に有効な対処療法がないのが緑内障の怖いところです。放置すれば失明です。

管理人がやっている改善対策

 結局の所、原因が分からない緑内障。平常眼圧なのに眼圧を下げる対処療法しかできない眼科医。これっておかしいと感じます。

 視野が失われていく原因は、膜神経節細胞の消失にあります。高齢者では一般的に眼圧が下降すると言われており、との眼科医の説明も見かけますが、それをデータで示している医師はいない。たぶん、データとして有意な結論を導き出せない程度の”傾向”なのでしょう。

 一般論はともかく、自分が失明するのは絶対に避けたい。医師の説明がうさん臭いと感じても、指示された治療方法に従わざるを得ないのが弱き患者です。

 でも、医師の知らないこと、医師が聞かないことを患者自身は感じています。

 それは、目の周りが”凝っている”ということ。目の周りを触るととても痛い。かなり血行不良になっていると実感します。

 そこで、マッサージをしました。もちろん、眼球には一切触りません。眼圧を高めるからです。

 目の周りの骨を丁寧にもみほぐしていく。これを最近の日課にしています。直ぐに忘れてしまうので、スマホのブックマークのトップには緑内障の記事を設定。べつにそれを開くわけではないのですが、ブックマークを開いたときに目にする「緑内障」の文字で、目の周辺のマッサージを思い出します。

 これは、管理人としてはかなり有効な方法だと実感しています。見えにくいと感じても、マッサージによりかなり改善されます。

 病院には定期的に行っており、診察結果は、緑内障の進行は見られない、というものです。このまま、緑内障を押さえ込むことができるとうれしいのですが。

 一度失われた網膜細胞の欠損は修復することはありません。だから緑内障は怖い病気なのです。

 目の周りのマッサージ、結局は、(眼球には絶対触らずに)頭蓋骨の目の周辺を丁寧に時間をかけて押す、という処置が最も有効なのではないかと感じています。

 加齢により細胞が減少・・、などの患者にはどうすることもできない説明ではなく、血行不良で説明された方が、患者としては理解できるし、対処療法に励もうという気力も生まれます。

 管理人が個人的に感じていることは、人間の全身を覆い尽くすファシアの癒着に原因があるのではないかと。それにより血行が阻害される。そう考えると、対処療法が変わります。

 上で説明した、「押す」という動作ではなく、「左右に小刻みにマッサージする」という動作に変更になります。ファシアがスムーズに動くようにするのが目的となるからです。

 人間の身体の中には隙間がありません。内臓と骨と筋肉と皮膚。それぞれ別のものです。それらの臓器の隙間を埋めているのが「ファシア」という網目状の繊維質の組織です。

 たとえば、人間が振り向いたとき、骨と筋肉を使いますが、内臓も同時に動きます。内臓を動かす筋肉など存在しません。その役割を担っているのが、人間の皮膚、臓器、骨の隙間を埋め尽くす「ファシア」という網目状に繊維質の組織です。

 鶏肉の皮を剥ぐときのあの繊維状の組織です。目の周りは皮膚、そして直ぐに骨があるように思いますが、その間にあるのがファシアです。このファシアは、しばしばくっついてしまい、うまく動かなくなる。これが、血行不良の原因にもなります。健康に関心のある方は「筋膜剥がし」という言葉をご存じでしょう。この筋膜がファシアを指しています。しかし、ファシアは筋膜と同じではありません。筋肉のないところ、人体の隙間を埋めているのがファシアです。

 人体の隙間を埋めるだけのまったく機能性のない組織と考えられてきたファシアですが、近年、人体の情報を監視・伝達している重要な組織なのではないかと注目を集めています。

 人体は弾力性があるため、体内深くにあるファシアの癒着を身体の表面からマッサージにより取り除くには、力の加減が重要になります。まな板の上のこんにゃくの表面を動かす動作を考えれば理解しやすいと思います。

 弱い力ではこんにゃくの表面が少し動く程度で内部には何の変化もありません。強い力を加えるとこんにゃくとまな板の接触面を動かすことも可能です。この力加減が難しい。

 しかし、自分の身体なら分かります。

 顔の目の縁のあたりを押ながら小刻みにマッサージ。その力の入れ加減でマッサージの効果が伝わる深度が変わります。

 関心のない人にはただの記述ですが、実戦した人は、その効果を感じると思います。
 

意外に効果がある目の周囲のマッサージ

 ずっと目の周囲のマッサージを続けています。

 先日、数ヶ月ぶりの定期的な視野検査を行いました。検査中、自分でも驚くほどよく見えると感じました。

 医師の診察では、医師は検査結果に驚いたようですが、それは顔にも言葉にも出しません。でも、観察していると分かります。

 診断は、「治療の効果が出ているようなので、このまま治療を継続していきましょう」というものでした。

 管理人が医者の言葉を信用しない理由は、彼らの経験の少なさにあります。

 技術職の人が一応仕事ができるようになるには10年程度かかるのが、どの技術職の分野でもあたりまえのこと。それなのに、大学に6年もいて実務経験の乏しい30歳程度の若造の医師の診断など、最初から信頼していません。専門職とはそんなに甘いものではないと思うからです。

 実務経験も足りないし知識も足りない。最新の論文を読む暇などあるはずもなく、学会に出席して、知識を更新するのが関の山。

 勘違いしてもらっては困るのですが、この記述は実態を書いているだけで、非難しているわけではありません。むしろ、40歳以上の経験豊富な医師のステータスの向上こそが重要なのではないかと感じています。

 医科大学を最短24歳で卒業する医師たちが経験を積んでいくのはこれからです。しかし、その踏み台にされる患者としては納得がいかない。

 もっと本来の専門家としての熟練の医師のサポートの元に診療が行われる体制作りが日本の医療に必要なのではないかと感じます。専門分野でいっちょ前になるには最低でも10年の月日が必要です。

 ネットで見る限り、薄っぺらな記事しか見かけません。何の問題意識も持たないステレオタイプの方が書いている記事なのだろうと感じます。海外の最新の医学論文では、・・という記事ほど信頼できません。論文さえ読んだことのない人たちの記事にはうんざりします。そして、その記事に瞞された人たちが情報を拡散している。

 以前書きましたが、某国会議員が何の調査もせずにネット情報だけで批判記事を垂れ流している実態。イギリスの論文、布マスク、医療従事者が使用ということだけで、おかしいと気づかなければいけないのに、ベトナムの事例を紹介したイギリスの論文を出典も確認せずに、あべのマスク批判に結びつけるという恥ずかしいツイート。涙が出ます。

 などと他人のことより、自分が大事。失明したら余生は文字通りまっくら。

 病院で緑内障と診断される人はあまりいないと思います。診断は、「緑内障の疑いがある」となっているのでは。

 疑いがあるのなら、自分は違うかも知れないと勘違いして、治療を怠ると、失明という結末があなたを待っています。

 緑内障は怖い病気です。くれぐれも過小評価しないように。