今年、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で何かと話題の源頼朝ですが、頼朝と言えば、たくさんの人を殺した人物という見方もできます。
実の弟である範頼や義経を誅殺しているようです。なお、Wikipediaの執筆者は範頼が誅殺されたとする説には否定的なようですが・・・。
いずれにしろ、謀反の疑いをかけられると一族郎党滅ぼされてしまうという怖い存在だった頼朝。
そんな視点で下の動画を見ると頼朝の怖さが伝わってくるようです。
生殺与奪権を握る頼朝の前にいる者にとっては、頼朝の薄ら笑いさえパニックを引き起こす要因になりそうです。
こんなお顔の人物は、会社の理事クラスにいそうですが、そのことが、さらなる恐怖を惹起します。
源頼朝の血筋はわずか3代で潰えてしまいます。秦の始皇帝と同じような終わり方のように感じます。頼朝も始皇帝も疑心暗鬼に陥り、イエスマンの腹心ばかりを徴用した結果、一族が滅亡する。
為政者にとって、「疑心暗鬼」という避けては通れない罠にかかるかどうかで、その後の子孫の繁栄に影響を及ぼしていると感じます。
家康は武家政権の礎を築いた頼朝を高く評価していたようですが、その分、頼朝の二の舞は踏むまいとと考えていたのでしょう。
家康は、頼朝の失敗から何を学んだのでしょうか。そして、その学習成果は、どのように徳川幕府運営に生かされているのでしょうか。