スペースシャトルをマウスで自由に動かすスミソニアン博物館のWebサービスが楽しい

 アメリカのスミソニアン博物館が2020年、所有する膨大な画像や資料を無料ダウンロードできるオープンアクセス・プログラムを開始しました。

 その中で、面白いページを見つけたのでご紹介します。

 下の画像は、スペースシャトル・ディスカバリーです。本ページを開いたばかりだとスペースシャトルの部分に、くるくる回転している部分がありますが、そのうち消えます。

 実は、この画像、3Dになっていて、マウスを使って360度、自由に回転させることができます。画面上で左クリックしたままマウスを動かすと、スペースシャトルを好きな位置から見ることができます。

Source: Orbiter, Space Shuttle, OV-103, Discovery, Smithsonian

 ジョクダイヤルを回すと拡大・縮小が可能です。

 ディスカバリー号は、2011年3月9日米東部時間11時57分に、39回目の飛行ミッションとなるSTS-133を終えてケネディ宇宙センターに帰還して引退しました。これはスペースシャトルの中で最多の飛行回数なのだそうです。

 画像をアップで見ると、ボロボロの状態であることが分かります。引退後に撮影した画像なのかも知れません。スペースシャトルの外側を覆っているのが大気圏再突入時の1,650℃の高温からシャトルを守る耐熱タイルです。画像を見ると、あちこちの耐熱タイルが貼り替えられているのが分かります。こんな継ぎはぎだらけの宇宙船に乗りたいとは思いませんね。 『大気圏突入』するには、やはりガンダムに搭乗するのが安心です。ホワイトベースはいつできるのでしょうか。

 NASA は、2012年4月にディスカバリー号を米国の首都上空で飛行させた後、スミソニアンに譲渡しました。上の写真は、引退後のディスカバリーで間違いないようです。