前回、ChatGPTが「ChatGPTは嘘つきツール」であることを書きましたが、そうであるならば、その使い道があります。そう、ChatGPTに得意のフェイク記事を書かせることです。
今回、「虚構新聞」の記事スタイルで、「岸田総理が「虚構新聞」の国有化を検討」という記事を作ってもらいました。なかなかの力作に仕上がっています(www)。
真実でないことをおもしろおかしく新聞形式で紹介する「虚構新聞」について理解していますか
はい、虚構新聞については理解しています。虚構新聞は、ニュースサイトの形式でフィクションの記事を配信するサイトで、真実でないことをわかりやすくおもしろおかしく伝えることを目的としています。一般的な新聞と同じように見せかけることで、風刺やパロディなどを含むフィクションの記事を読者に提供し、時事問題や社会問題をテーマにした作品も多数あります。虚構新聞は、時には現実と混同されることもあるため、注意が必要です。
そうです。では、「岸田総理が「虚構新聞」の国有化を検討」という内容の虚構の記事を「虚構新聞」のスタイルで書いて下さい。
【速報】岸田総理、国有化検討で「虚構新聞」の編集方針改革へ
岸田文雄総理大臣が、国有化を検討する新たなメディアとして「虚構新聞」を挙げ、編集方針の改革に乗り出すことが明らかになった。
「虚構新聞」は、真実でない記事をおもしろおかしく報じるというコンセプトで人気を博してきたが、最近では虚偽情報の拡散による社会問題につながるケースも増えてきている。
このため岸田総理は、「虚構新聞」を国が所有するメディアとして再編し、報道倫理の確立や誤報の防止に努める方針を示した。具体的には、編集部の人員増強や取材の厳密化、ソーシャルメディア上での拡散防止策などが検討されるという。
「虚構新聞」は今後、真実でない情報を報じることはなくなり、世間のニーズに応えた正確で信頼性の高い報道を行っていくとのこと。一方で、「虚構新聞」ファンからは、真実でない情報の提供がなくなることに反発の声が上がっている。
今後、岸田総理の方針に従って「虚構新聞」が再編される様子に注目が集まっている。
黄色に着色した部分が「虚構新聞」っぽいですね。別バージョンもあります。
「虚構新聞」の調べによると、岸田総理大臣が「虚構新聞」の国有化を検討していることが分かった。岸田総理は「虚構新聞」について、「社会の不安定要因となる可能性がある」との見解を示したという。この計画に対して、「虚構新聞」の編集部は「我々の存在は国民の笑いを取ることに尽きる。国有化に反対する市民からも大きな支持を受けている。岸田総理はまるで冗談を言っているようだ」とコメントしている。一方、野党は国有化計画に反発し、「表現の自由を侵害するものだ」として批判している。
この他にも、
虚構新聞の記事スタイルで「宇宙人とアメリカ政府との密約が発覚した」という内容の愉快な記事を作成して下さい。
とか、
これを文春の不倫報道風の記事に書き直して。
というチャットもやりましたが、結果は自分で確認して下さい。結構面白い内容に仕上がっています。
日本語が上手なChatGPTのフェイク文章は真実味があり、まさに虚構新聞の記事にピッタリ。「嘘つきツール」の面目躍如といったところでしょう。
ChatGPTの用途としては、これが限界かも。学生の書くレポートや「虚構新聞の記事」くらいしか使い道が浮かびません。前回、翻訳ツールとして使う方法も示しましたが、もっと使い道がありそう。しかし、それが見つからない。
問題は、ChatGPTがデタラメな内容の回答を自信たっぷりに生成するということです。このため、真偽を確認しないと使えないのですが、ほとんどがデタラメの内容になっています。
AI画像作成のためのプロンプトを書いたり、虚構新聞の記事を書いたりする程度では宝の持ち腐れという気もします。