NHK、プロジェクトXが再び始まる|あの声は久保純子アナだった

 「プロジェクトX」がいよいよ始まります。どんな番組になるのかワクワクです。

 番組公開に先立ち、『解体新書!『プロジェクトX』』という番組が放映されました。

 この番組については、NHKアーカイブスの『解体新書!『プロジェクトX』で詳しく書かれています・・・、と思ったのですが、どうもおかしい。

 登場人物の奥様についての記述がありません。初代『プロジェクトX』がなぜ5年で終わったのか、その理由が書かれていません。『プロジェクトX』の要である「登場人物の奥様」についての記述がありません。ということは、新『プロジェクトX』は、この思想を受け継がないということなのでしょうか。

 管理人は、『プロジェクトX』がわずか5年で終了した理由は、この「登場人物の奥様」にも焦点をあてるというコンセプトに無理があったと感じています。このため、この縛りを取り除くと、長寿番組になりそうです。

 なぜ、こんなことを書くのかというと、プロジェクトXに登場した方から直接話を聞いたからです。番組を見ていても、「奥様」の存在については気づきませんが、そう言われると、必ず登場する「奥様」。これが番組制作上の重要なコンセプトになっていたようです。そして、それが製作者側の首を自ら絞めることになります。プロジェクトの成功と、それを支える妻、という二重縛りのコンセプトでは、「そんなに良い話しはない」、と言うことで、番組が終わることになりました。

 今回の新『プロジェクトX』はどうなのでしょうか。

 ところで、番組の冒頭に流れるあの『プロジェクトX』というささやきのような声は久保純子アナの声だったのだそうです。これには驚きました。

 番組では二代目の膳場貴子アナが登場されていて、当時と変わらぬ風貌に驚きました。

 番組の主題歌は中島みゆき書き下ろしの新「地上の星」。新らしい「地上の星」はキーを上げて歌っているそうです。

第一回放送は、次のようになっています。

第一回放送 2024年4月6日 「東京スカイツリー 天空の大工事 ~世界一の電波塔に挑む~」

東京スカイツリー建設の中でも難関工事だったゲイン塔の引き上げ工事。ゲイン塔とは、塔の最上部の放送用アンテナ設備を取り付けるための柱です。そして、その日、2011年3月11日14時46分、東日本大震災が発生します

番組紹介は次のようになっています。

「18年ぶりに復活する新プロジェクトX。初回は「東京スカイツリー」建設工事。高さ634mの天空の現場に挑んだ技術者と職人たちのドラマを追う。施工の責任を負った技術者が胸に秘めていた、亡き上司への誓い。鉄骨加工を請け負った職人が交わした妻との約束。そして完成間際、東日本大震災が発生した中、トビを率いるリーダーが下した決断。のべ58万人が総力を結集した日本の建設史上空前の難工事。その知られざる物語。」 

第二回放送は、カメラ付き携帯です。

第二回放送 2024年4月13日 「弱小タッグが世界を変えた ~カメラ付き携帯 反骨の逆転劇」

第三回放送 2024年4月20日 「約束の春 ~三陸鉄道 復旧への3年~」