インターネットで銀行の口座残高を確認しようとしたら、ウイルス対策ソフト「ESET Internet Security」のインターネットバンキング保護の画面が立ち上がり、そこから画面が進まなくなるというトラブルが発生。さらに、ブラウザの動きがおかしくなる。ブラウザを再起動、PCを再起動しても、状況はどんどん悪化し、最後にはブラウザの起動さえできなくなるというトラブルが発生しました。
とにかくブラウザの動きが遅く、そのうち、ブラウザの起動さえ難しくなる。
管理人はFirefoxを使っていますが、Chromeでも状況は同じです。
以前も同じ状況になりました。解決策は、「ESET Internet Security」の「インターネットバンキング保護」を停止すること。
それをやる前に、とりあえずできる限りのウイルス・ワームのチェックをしました。全ブラウザのアクセス履歴やキャッシュを全て削除します。
その後で、「インターネットバンキング保護」を停止すると、元の状態に戻りました。
このような不具合が発生したのは二回目です。
ESETのアップデートが関係しているのかも知れません。
銀行の残高が気になった理由は、自宅の火災保険と地震保険の契約を1年契約から5年契約に変更したため、20万円強が一括で引き落とされることになったためです。インターネットバンキングはほとんど使わないため、たまにアクセスすると今回のような不具合に見舞われ、膨大な時間をロスすることになります。
記帳式通帳を廃止し、ネットバンキングへの移行をどの銀行でも進めていますが、個人情報さえ満足に管理できないのに、ほんとうにコスト削減になっているのか怪しいものです。詐欺サイト対策にかかる経費に見合うメリットがあるのでしょうか。
ネットバンキングに関わる偽装詐欺サイトがたくさん報告されていますが、アクセスする側はGoogle検索で上位に表示されたサイトにアクセスします。
しかし、Google検索の上位に表示されるサイトの中には、ウイルス対策ソフトがアクセスを遮断するような極悪サイトも多くあります。Googleは詐欺サイトを上位に表示してしまったことに対して、何ら責任を感じていないようです。アクセスして詐欺に遭ったなら、それは利用者の責任であり、Googleには何の責任もありません、というスタンスなのでしょうが、その言い訳が通用するのは日本くらいかも。
本来であれば、ウイルス対策ソフトが(通常は「警告」)極悪と判断しアクセスを遮断するという最後の手段を講じるような詐欺サイトは、Googleが事前にチェックして最低でも上位に表示するような結果を生成せず、ネット利用者の安心・安全を図るのが筋です。
マスコミにはこのような視点はないようで、この問題を指摘してる記事を一度も読んだことがありません。後出しじゃんけんしかできないので、欧米の記事をつまみ食いするしかできないのでしょう。
今回のトラブルは二回目です。一回目については過去記事「Windowsがおかしい|ブラウザがフリーズするし、おかしな事ばかり|原因は”ESET Security”だった!」をご覧下さい。