信じられないニュースを見かけました。
世界の潮流は、プラスチックゴミを減らして、海洋汚染など環境汚染に立ち向かうというもの。プラスチック袋が有料化されたのは誰でも知っていること。それだけ問題は深刻だということです。
ところが、講談社が信じられない行動に出ました。
なんと、講談社では、2021年4月15日発売分の「講談社文庫」と「講談社タイガ」で、本にフィルム包装を始めたのです。店頭でもフィルム包装されたままで発売され、立ち読みができなくなる。しかし、それより問題なのは、この包装のフィルムって捨てるだけでしょ?
講談社は、大量のプラスチックゴミが発生する愚策に対し、環境に対する対応策は当然採っているのでしょうね!
包装フィルムは講談社が100円で買い取る! そのくらいやってもらわないと困ります。
世界の国々が、環境対策に四苦八苦している状況なのに、これまでなかった文庫本をラッピングするという暴挙に出たからには、講談社として、反社会的会社と烙印を押されてもやむなし、との判断があったのでしょうね。
なぜ、こんな無駄な包装のために、そのゴミ処理に要するコストに日本国民の税金が使われるのですか。少なくとも、出版社がこんな事をやっちゃオシマイだよ。プラスチックゴミを減らそうという世界の動きに完全に逆行しています。
講談社が環境問題の本を出版すれば、「それ、ジョーク?」とあざ笑われることになります。
コロナウイルスを理由に衛生的、と主張するのなら、自社出版物、週刊少年マガジンなどすべてをラッピングしろよ! この嘘つきが! 詭弁は見苦しい!
参考:
「文庫本の「フィルム包装」を「変えてほしい」 書店現場から困惑の声…講談社に見解を聞く」、J-CASTニュース / 2021年4月30日 20時29分 配信