日本経済「失われた30年」の嘘|物価が上昇しないのは国民にとっては至福の時代!

日本経済の「失われた30年」という言葉があります。誰が言ったのか知りませんが、言葉だけが一人歩きをしているように感じます。

この言葉に敏感なのが周辺国の人たち。日本の経済が停滞している間に日本に並んだとか追い越した、と自慢したいようです。

でも、管理人はこの言葉自体に疑問を感じます。何が「失われた」のでしょうか。何も失われていないのではないかと。

瞞されてはいけないマスコミライターのクリック稼ぎタイトル

30年もの長期にわたり、日本の物価上昇は抑えられてきました。30年前と同じ値段で卵も海苔も牛乳も買うことができます。

これって、一般庶民にとってはとても重要なことです。「失われた30年」という周辺国の人たちが喜びそうなキャッチーな単語ですが、実感としては、何も失われてはいない、と感じます。

GDPが世界何位になったなど、はっきり言ってどうでも良いこと。その比較に何の意味があるのでしょうか。GDPで中国に抜かれました! 「えっ、いつからGDPの競争をしていたの?」

そもそも、「競争」自体に意味を感じません。負けたからと世論を煽るライターの記事タイトルにはうんざりです。いつから競争していたの? 競争のルールは? その競争に勝てば何が変わるのか?

そのような説明は一切せずに、統計データを持ち出して、煽り記事を書くライターがなんと多いことか。

統計データを使って机上でできるお手軽記事の見本のような記事なのですが、それを真に受ける人がいるから困ります。特に、周辺国の中には、そのような報道に一喜一憂する人たちがいるようです。

庶民にとって重要なことは、物価が上昇しないこと。それが大事です。高度成長期のように、給料が上がっても物価が上がり、結局は満足な生活ができなかった当時と比較すれば、30年もの間、物価上昇を抑え、これを維持できたと言うことは驚異的な成果のように感じます。決して失われたものなどない!

その間に中国に追い抜かれ、などと間の抜けたことを言う人がいますが、じゃあ聞きます。中国を追い抜いたら、日本国民は現在と比較してどれだけ幸せになれるのですか、と。

統計データで遊んでいるライターには関心のないことでしょう。クリック稼ぎが目的なのですから、中身などどうでもよいこと。

このような情報を発信している人たちは、数字遊びの世界で生きている人たちです。貿易統計の数字を見て勝った・負けたなど、まったく意味がありません。

インフレになれば、給与が上昇する。その原理は幻想です。物価の上昇を給与の上昇に転嫁できない職種も存在します。

統計データで遊んでいた人たちのコメントを取り上げ、報道する姿勢はいかがなものかと感じます。

一般庶民にとって、インフレよりデフレの方がありがたい。物価が変動しないからです。

大昔の東京の物価が世界一高い、という伝説を信じ込んでいる日本在住のオヤジ・オバさんたちがたくさんいるようです。こんなのは嘘っぱち。

外国で生活していると、日本の物価の安さを実感します。

マスコミの人たちって、外国で生活したことがないのかと感じるほど感覚がズレています。

日本の物価が高かったのは大昔の話。今では、世界の中でも物価の安い、住みやすい国になっています。その理由は、インフレがないからです。

おかしなことに、どのメディアもこのことは隠しています。外国人のインタビューを重視しているテレビ番組でも、日本の物価は安いという外国人の発言はカットされているようです。

東京の物価は世界一高い、ということにステータスを感じていたクソオヤジがディレクターなのかも知れません。たぶん、このクソオヤジは、新婚旅行でしか海外に行ったことのない、視野の狭い田舎者なのでしょう。

日本の物価が外国と比較して高いという時代は20年以上前に過ぎ去っています。日本は、物価が安くとても住みやすい国になっています。

10年以上前のことですが、管理人がヨーロッパ(フランス、イタリア、スペイン、イギリス)に旅行したとき感じたのは、ユーロ圏の物価は日本の1.7倍する、というものでした。日本のコンビニでパンを買うと100円でお釣りがきます。しかし、ユーロ圏では200円でもパンが買えない。

スペインでは、海産物を購入し、その場で調理してくれる店に入ったら、25,000円も取られました。

日本で25,000円あったら、食べきれないほどの魚介類を注文できます。

日本の方がすべての面で圧倒的に安いのです。

何しろ、コカコーラの350mmリットル入りボトルがスーパーで70円以下で買えます(笑い。スーパー・オーケーでは税込み72円です)。自販機やコンビニでは160円ですが。

煽り記事を書くライターは、決して触れないことです。

ところで、日本の物価が安いということは、バブルの中国人から見たら日本の物件・商品は激安に映ります。だから爆買いするのでしょう。

この対抗手段として物価を上げる? 結局は、賃金上昇と物価上昇のせめぎ合いになり、国民には何のメリットもありません。

バブル期の日本が世界の美術品を買いあさったのと同じ構図が、現在の中国です。いずれ、バブルは終息し、共産党体制の不備が明らかになるにつれ、中国は衰退していくと管理人は考えています。

ネット上の情報、それをフォローするメディアの情報は偽物で、多くの中国人は、共産党体制の存続は難しいと考えていると思います。そもそもなぜ、共産党なのか、という国家体制の根幹に疑問を抱く中国人がたくさんいます。

日本の国家が、もし、徳川幕府体制を現在まで維持していたとしたら同じような疑問を抱くはずです。そのような政治体制が維持できるはずもありません。

近い将来、中国の共産党独占体制は崩壊するのは、歴史的に見ても明らかです。かれらが国を統治する根拠を国民に示すことができないからです。なぜ、共産党員だけ優遇されるのか。革命戦士の末裔が国の指導者に君臨し続けることが不可能なことは、中国の歴史が証明しています。

最近の中国は、一見、覇権主義により、領土拡張を図っているように見えます。しかし、裏を返せば、それだけ共産党体制が危機的状況に陥っていると言うことです。メディアは、このような視点では一切報道せず、点の動きを報道しているだけです。

「失われた30年」。何が失われたというのでしょうか。改めてこの事を問いたい。

中国の台頭は時代の流れです。日本のせいではありません。日本が中国に負けたなど、勝ち負けの話をする人は、クリック稼ぎの記事を配信しているライターと同じです。

中国では、短期間にほんの一握りの人が巨万の富を手に入れました。その結果、貧富の差が著しく拡大し、国民の不公平感はもはや政府の手に負えないレベルに達しています。

このところ、Weiboのブログにアクセスできない状況が続いています。たぶん、10日以上になります。池田七帆ちゃんのブログにもアクセスできなくなりました。

まるで戦時中の大本営を連想させるような中国政府による報道規制です。

中国政府が恐れているのは、外国ではありません。今の中国には、外国のことを構っている余裕はありません。共産党政府が最も恐れているのは、中国国内のハッカーによる内部情報の流出とその情報の拡散です。

中国(解放軍)のハッカーが外国政府の情報システムを攻撃した、とメディアは喜んで流していますが、ピント外れです。

中国共産党体制が崩壊するときは、中国国民が国内の有志によるハッカー情報に接した時なのでしょう。つまり、真実が明らかになると、体制が崩壊する。

管理人は、中国共産党体制が崩壊することには賛同しません。まさに内政干渉です。中国共産党体制がよいと思っている中国国民が大多数を占めるのであれば、そのような国家が存在することに異議はありません。

しかし、国民を瞞して体制を維持しようとするのであれば話は別です。瞞しているかどうかの情報を提供するのが中国国内の反体制派ハッカー集団です。

池田七帆ちゃんのブログにアクセスできないのは、中国政府がかれらハッカー集団を極度に警戒しているからです。

CIA工作員は、かれらハッカー集団に接触していると思われますが、中国共産党政権の崩壊は決してアメリカの利するところではありません。

中国が今後、どのように分割されるのかを見据えているのでしょう。3つの国に分かれるのか、あるいは、省単位で独立するのか。

共産党体制のたがが外れると中国は国家としての体をなしません。多くの国に分裂するでしょう。その時の中核となるのが客家(はっか、ハッガー、ハッカ)の存在。期せずして「ハッカー」という読みなのは偶然の一致でしょうか。