通風になってしまった|改善策

痛風の発症

通風になってしまいました。トホホ・・!

それは何の予兆もなしに突然訪れました。

明け方、足の親指の痛みで目覚めました。あれっ、どうしたんだろう?

痛みは、まるで打撲傷のような痛みです。足の親指の付け根に激痛が走ります。

寝ている間に、どこかに指をぶつけたのかも。そう思いました。

そのうち痛みは治まるだろうと思っていたのですが、全然治まらない。激痛が続きます。

まさか通風とは思いもよらず、どこかにぶつけたための痛みだと感じました。

患部を触ってみても、どこが痛いのかがよく分からない。足の親指をグリグリ動かしてみても、動かしたことで痛みが増加することはない。結局、痛みの場所はどこなんだろう。感覚としては、骨の中のように感じます。表面から押してみても痛みの程度には変化がない。

ここで、もしかして痛風かも、と思い至りました。そして、その原因は、酒の飲み過ぎだろうと想像できます。

その日は様子見をしたのですが、痛みはいっこうに治まりません。むしろ、痛みが増している。

そこで、近くの病院で診察してもらいました。すると、やはり、痛風と診断されました。尿酸値がかなり高くなっています。

痛風の症状

痛風は手足など末端の関節に症状が出る病です。最初は、関節が痛いと感じるだけなのですが、次第に皮膚の表面が過敏になります。

管理人の場合、患部の足の親指にズボンの裾が触れただけでも激痛が走りました。

痛風とはよく名付けたものです。風が吹いても痛い! まさにその通りです。しかし、患部に触ってみると、それほど痛くはない。とても不思議な感じがします。実際、触ってみてもどこが痛みの根源なのかが分からないのです。

病院に行く前に痛風について調べる

たぶん痛風ではないか。そう思ったので、病院に行く前に、痛風についてネットで調べました。

医療サイトの記事を読むと、なんとも歯切れの悪い書き方になっていることに気づきます。

それもそのはず、痛風の原因も治療法も分かっていない。えっ!、という感じです。

痛風になると尿酸値が上昇。過剰な尿酸が関節に溜まり、その結晶がトゲのような形状に発達するため、これが神経を刺激し、激痛を引き起こす。

このため、治療としては、尿酸値を下げる薬を飲み続ける。

ネコ師 「何時までですか?」
医師  「一生です。」

ネコ師 「尿酸値が下がったら薬は不要なのでは?」
医師  「トライしてみますか? でも、ほとんどの患者さんはトライしても失敗し、薬生活に戻りますけどね。 数値を見ながら一緒にトライして見ましょう。」

なんて良い先生なのだろう。

まず、考え方を改めることにしました。痛風は、尿酸値を下げれば完治する病ではなく、完治はかなり難しい病だということ。

次に、痛風の原因が分からない中、尿酸値を上昇させる原因物質としてプリン体が挙げられ、プリン体を多く含むものとして、ビール、イカ、海老、干物などをあまり摂取しないように指導されます。

しかし、これは誰かが適当に考えた対処療法に過ぎません。

なぜ尿酸値が上昇するのかわからないのです。

 そもそも尿酸は人間の体内で生成される物質で、食べ物から摂取するのはわずか2割に過ぎません。 

プリン体の食事制限がピント外れなことが分かります。根本原因である尿酸がなぜ増えるのかを考えもせずに、わずか2割の食物由来の尿酸を問題視する。そして、残り8割の存在さえ患者に知らせることなく、食事療法を強いる。

このことは、痛風の専門医も言っていることで、管理人が適当に書いているわけではありません。

さて、なぜ体内の尿酸が増加し、痛風の発作が起きるのでしょうか。

原因はわからないのですが、自分の体の変化なら分かります。

最初に感じたのは、尿の量が減っているということです。尿の量が減ると、体内で生成された尿酸の排出が滞ります。これが痛風発作が起きた直接的な原因だと感じました。

では、尿の量を増やすにはどうしたら良いのでしょうか。

水を多量に飲む?

それができたら苦労しません。人間、水などたくさん飲めるものではありません。

もう一つ気づいたことがあります。

それは、対処療法の中に「運動」があること。汗が関係しているようです。

これってなんだ?

Nius 1) というサイトに、汗についての以下のような記述がありました。

約99% 水分
約1% ナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、重炭酸、アンモニア、尿素乳酸

カレーなどの辛い食べ物を食べた時に、発汗神経が刺激を受けて汗が分泌されることを「味覚性発汗」といいます。 とくに額からの汗が目立ちますが、基本的には全身から汗をかいています。 肝臓の機能を助ける働きがあります。

これらの3つの汗は、全身にあるエクリン腺から分泌されます。 エクリン汗腺から出る汗は、その成分の99%以上が水分です。 水分以外の成分としては、塩素やナトリウム、カリウム、尿素、アンモニアなどがあります。

ここで問題になってくるのが汗の質です。運動不足だったり、1年を通じてエアコン等のお世話になっていたりと、 汗をかく機会が減っている人が多いと思いますが、汗をかく機会が減ると汗腺の機能が低下して、 「汗をかけなくなる(出にくくなる)」という悪循環に陥る事があります。

汗腺には、血液中に含まれるミネラル分をろ過するという働きがありますが、 この機能が低下する為に、ミネラル分の多いベトベトした“悪い汗”をかくようになるのです。 ミネラル分の多い汗は蒸発しにくく、体温調節がうまく行われません。 また、体に必要なミネラル分も血液から奪うため、慢性疲労や熱中症の原因にもなります。 更に、アンモニアなどのニオイ成分を含むため、ニオイが発生します。 そのアンモニアには、皮膚表面をアルカリ化する作用があり、 これが雑菌の繁殖を促して、汗のニオイはますます強くなります。

“良い汗”は、水に近いサラサラの状態の汗です。 蒸発しやすく、弱酸性であるため、皮膚の常在菌の繁殖も抑えます。 また、無色・無臭・無菌であるため、ニオイもありません。
良い汗をかくためには、日頃から汗をかく習慣を身につけることが大切になります。

いつの間にか痛みが消えた

痛風になった原因は酒の飲み過ぎ。直ぐに断酒しました。直ぐにやめられたと言うことは、アル中にはなっていないようで安心しました。

断酒して3ヵ月。病院で処方された尿酸値を下げる薬を飲み続けます。病院で検査すると、尿酸値は正常に戻っていました。足の親指の痛みもかなり少なくなっています。

医師からは、お褒めの言葉を頂きました。ところが、状況は一変します。

痛風の再発

まさに、医師からお褒めの言葉を頂いたその日の夕方から痛風が再発。元のように激痛を伴う痛風の症状に逆戻りです。

もちろん、断酒は継続していましたし、薬もしっかり飲んでいました。さらに、検査結果では尿酸値は平常値になっています。なぜ、再発したのか理解できません。

再度診察してもらう

あまりの痛さに、すぐに病院に行って診察したもらいました。

管理人としては、完全に断酒しているし、プリン体の多い食べ物は控えるようにしている。また、できるだけ歩くようにして運動に心がけていました。さらに、尿酸値を下げる薬を飲み続けている。このような状況で痛風が再発するとは考えられない。

しかし、医師の診断は、やはり痛風の再発というものでした。

管理人にとって、意味が分からない。尿酸値は平常値になっているという結果をもらった当日に再発など、理解不能です。

とりあえず治療を続ける

素人の管理人には理解できないのですが、とにかく、治療を続けることにしました。

すると、次第に痛みが治まっていきました。

痛みがほとんどなくなったので、再び飲酒を再開。かなり怖かったのですが、痛風がぶり返すこともなく、現在に至っています。薬はもうやめています。

気をつけていることと言えば、できるだけ歩くようにしていること。これだけです。食事制限も一切ありません。ビールも飲みたければ飲みます。でも、管理人は日本酒党なので、ビールを飲むのはとても限られていますが。

痛風が治った理由とは

現在、痛風の症状を感じさせるような違和感は一切ありません。管理人としては、完全に治ったと感じています。

でも、いつの日か再発するであろうことは予想できます。

そのXデイのために、メモしておきます。

再発したら、断酒。できるだけ歩くようにする。歩けるうちに。痛みがひどいと歩くことさえままなりません。

症状が治まっても必ず再発するということを肝に銘じ、とにかく尿酸値を下げるための行動を行う。

尿酸値の低下と痛風の傷みとの関係は完全にリンクしている分けではない。従って、痛みが治まったり、尿酸値の数値が平常値に戻ったりしたからといって、一喜一憂するのではなく、長い目で治療を継続していく。

結局、これが結論のように思います。

次の痛風再発に備え、できるだけ歩くようにします。

出典
1. Nius、汗の仕組み