一年来の肩の痛みと指のしびれが一瞬で消えた!画期的な方法とは

 たぶん、一年以上前に始まった肩の痛み。普段は痛くは感じないのですが、ある特定の動きをするとズキッと痛みます。そのうちに治るだろうと思っていたのですが、全然治らない。むしろ悪化しています。

 困ったのは手の指のしびれが始まったこと。正確には、指がまるで突き指でもしたような感じで、指が太くなったような感触で傷みがあります。

 指のしびれは、肩のコリが原因だと思います。痛い肩は左。そして指も左手です。

 この一年以上前から続く肩の痛みと指の異変が、ある動きをしたら瞬時に解消したのでその方法をご紹介します。

 たぶん、他の人が書いた文章だと信じないと思いますが、自分で実感できたので、信じるしかありません。再び同じ症状になるかも知れないので、その時の対処法を書き残したいと思います。

痛みが始まってからの期間の3倍かかる治療期間

 かなり前のことですが、四十肩になってしまい、その治療に3ヶ月かかりました。接骨院の先生のお話では、痛みが始まってから治療を始めるまでの期間の3倍の期間が治療に必要となると言われました。そして、その通りの結果となりました。

 このような経験があったため、今回の治療には3年もかかる、という漠然とした不安があり、このため、治療を受けることを躊躇していました。ところが、この肩の痛みと指のしびれが一瞬で消えたのです。

 早速、その方法をご紹介します。

一瞬で痛みが消える肩の動かし方とは

 肩の痛みが始まって以来、この痛みをとるために自分なりにいろいろ試しました。

 たとえば、肩甲骨を大きく動かすような動きをするとか、鉄棒にぶら下がるとか、肩や肩甲骨の痛点・ツボを指圧するとか。しかし、どれも痛みの改善にはつながりません。

 いろいろ試した結果感じたのは、肩甲骨の痛点の血流が滞っている、ということでした。では、どうすれば滞っている血流を流せるのか。何しろ肩甲骨なので、自分では何ともしがたい! 血流が滞っている原因は、特定の筋が凝って血管を圧迫しているから。このため、指にまで影響が出ている。

 そこで、ふと思い立ったのが、腕を肩から引き離す動きです。

 どういうことかというと、肩の付け根の力を抜き、肩から腕を引き抜くような動きをします。こんな動かし方ができるなんて考えもしなかったのですが、できるのです! 何の道具も使いません。肩の付け根の力を抜いて、そこから腕を引き抜くように力を入れます。

 その状態を維持したままで腕を回すように大きくゆっくり動かします。腕はまっすぐでも曲げても構いません。

 腕をゆっくり回していくと、ある角度で「気持ちのよい」張りを(肩と肩甲骨周辺で)感じます。その位置をキープして体を揺らします。「張り」をより強く感じ、気持ちのよい動きです。

 この動きを3回程度繰り返します。すると、肩甲骨のコリがとれて、血流がよくなったと実感できます。それとともに、肩の痛みも指のしびれも消えました。

 あまりのあっけなさに自分で驚いてしまいました。何なの、これ?

肩の不思議な構造

 この治療法の本質は、肩関節を外すように外側に引っ張る腕の動かし方です。この動きは、腕だけで行い、反対側の腕でサポートしたりしません。実は、これがとても大切だと思います。

 器具を使ったり、別の腕で引っ張ったりすると、問題の肩の筋肉の本来の動きが妨げられてしまいます。腕を引っ張って治るのなら、鉄棒にぶら下がっても同じじゃないか、と思いますが、まったく違うようです。鉄棒にぶら下がると肩の付け根の筋肉は縮もうとします。しかし、今回の動きは、伸ばそうとしているのです。真逆です。

 管理人は、この分野の専門家ではないので詳しいことはまったく分かりませんが、このタイプの肩の痛みを一瞬で取り除くことができる方法を見つけた人、と自負しています。

 この方法はだれも思いつかないでしょう。そもそも、肩を外側に引っ張るような動きができるなんて考えたこともありません。

 ふと、温故堂の操体を思い出しました。人の体は不具合があっても自分で治るようにできている。気持ちのよい動かし方をすれば身体が自然と整えてくれる。

 今回の治癒のための動きは、まさに操体法の極意と一致しているように感じました。