桐島聡容疑者発見? どのメディアも意味が分からず右往左往の珍事

連続企業爆破事件を起こした過激派組織「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者が見つかった・・・らしい。

今から50年前に起きた連続爆破事件の容疑者が桐島聡です。なぜ、メディアが右往左往しているのかというと、当時の事件を知っている現役の記者が一人もいないからです。

メディアの記者にとって、桐島聡って誰? の世界です。どのメディアもまともに記事を書くことができず、無関係の事件を紹介することで紙面を埋めるという苦肉の策をとっています。なんとも滑稽です。

桐島聡容疑者が入院しているのは、鎌倉の病院のようです。映像を見たら、湘南鎌倉総合病院だとすぐに気づきました。

3年ほど前に、七里ヶ浜で怪我をして、湘南鎌倉総合病院で治療を受けました。治療を受けるまで2時間も待たされたという、管理人にとって曰く付きの病院です。

この病院はベッド数669床で確かに大きいのですが、この程度の病院はたくさんあると思います。我が家から徒歩5分の病院も似たような病床数です。

あるメディアは、桐島聡がどんな犯罪者なのか理解できないようで、「大きな病院に入院すれば隠れることができると考えたのかも」と意味不明の感想文を発信しています。それしか書くことがないのでしょうね。

まず、連続爆破事件ですが、管理人の記憶に残っているのは1974年8月に発生した東京・丸の内の三菱重工ビル爆破事件です。関連するそれ以外の事件については覚えていません。それほど丸の内の三菱重工ビル爆破事件はショッキングな事件だったのです。

なんといっても爆破事件の場所が東京の中心である丸の内であったこと。そして、被害の規模が大きかったこと。

 天才バカボンの中に「目ン玉つながりのお巡りさん」が「交番は火炎瓶が飛んでくるから外に行こう」というコマがあります。そんな時代だったのです。

 警察が桐島聡容疑者を見つけたわけではなく、本人の自首のようです。思った通りです。50年間見つからなかった容疑者を警察が見つけられるはずもありません。何しろ、現在の捜査担当者も事件の時には子供か生まれていなかったかのどちらかです。DNA鑑定を待たなければ本人確認さえできないのですから、逮捕などできるはずもありません。本人確認に手間取るほどに、指名手配の有効性に疑問が生じます。「私は桐島聡です」と言っているのに、「いやいや、しばらくお待ちください。今、DNAの確認をしていますので」という構図は滑稽です。指紋はどうしたの。指紋が確認できないってこと?

 なんと、指紋が登録されていなかった、というまさかの事態が判明。警察は、逮捕する気は全くなかったのに自首されても困ります、ということなのでしょう。

 メディアは後出しじゃんけんなので、誰かが指摘しないと問題点を認識できない。なぜ、DNA鑑定なのか、という切り口はどのメディアも報じていません。

 

今回の出来事は、メディアの力量が試される好例でしょう。どのメディアがどんな報道をするのか楽しみです。

基本は後出しじゃんけんしかできないメディアなので、NHKの報道を待ってから、それをパクるつもりなのでしょう。それまでの間は、記者の感想文でつなごうという魂胆なのかも。その次は、事件の被害者を見つけ出し、執拗にコメントを求めるといういつものワンパターン。

結局、事件に向き合うという基本的な姿勢が欠けた報道しかできないのでしょう。

当時の過激派のメンバーも現在はおじいさん、おばあさんのお年寄りです。人殺しという犯罪を犯しながら50年もの長きにわたり逃げ回っていたくそじじい。それが桐島聡です。逮捕されれば死刑確実。他人は殺しても自分の命は惜しい。

今後、犯罪者を匿っていた人物やグループについての捜査が進むのでしょうが、そこにたどり着くことは難しいと思います。簡単に分かるのなら桐島聡は自首などしないでしょう。極左暴力集団とのつながりを見つけるのは難しいと思います。入院する時点で証拠になるようなものは処分しているのでしょう。

謎の日本人サトシ〜世界が熱狂した人探しゲーム〜

 NHKの番組で、「謎の日本人サトシ〜世界が熱狂した人探しゲーム〜」を興味深く観ました。

 「サトシという名の“謎の日本人”を1枚の写真を手がかりに探すというゲームが世界で大ヒット。しかし、14年間見つけることができなかった。その正体がついに明かされる!」という内容です。