朝っぱらから猫の鳴き声で目を覚ましました。猫って滅多に啼かない生き物ですが、今日の鳴き声はいつもと違う。
先日、地域猫を保護して飼い猫にしたクッチャンが死んでしまいました。このため、猫の異常な鳴き声に飛び起きました。
声の主は愛猫のセサールくんです。こいつがこんな鳴き方をするときは鳥を捕まえたとき、と相場が決まっています。部屋から出てみると、セサールが廊下にいて、口元には何かを咥えています。
何を咥えているかは見なくても分かります。セサールは鳥専門のハンターです。咥えているのは雀の雛でしょう。
何度も見た光景なのですが、今回、いつもと違うと感じたのが雀が棒のように見えたこと。まるで、「鬼滅の刃」のねずこが咥えている竹のようです。
子雀は絶命しているか瀕死の状態でしょう。まるで竹のようにまっすぐに伸びています。
セサールに捕まって生き延びた鳥はいません。獲物を仕留めるように噛むからです。捕まった鳥をセサールから取り上げ、何度も助けてあげようとしたことがありますが、すぐに死んでしまいました。
その点、ネズミ専門ハンターのピーちゃんとは違います。ピーちゃんはとても甘噛みして獲物を捕獲するため、ネズミは無傷でピンピンしています。それを家の中で放してしまうから大変なことになります。この騒動は先日書きました。
『猫が凱歌をあげながら帰ってくると恐ろしいことが待っている:顛末記』
セサールは捕まえた獲物を食べてしまうので、家の中でそれをやられたら大変。直ぐに外に追い出しました。
家の外では雀たちが大騒ぎをしています。子雀がセサールに捕まったので警戒しているようです。
カリカリしか口にしないセサールですが、鳥の生肉は大好物のようです。
もし、人間が鳥の生肉を食べたらサルモネラ菌による食中毒に罹かります。不思議なことに、猫は食中毒にならない。
なぜ?
サルモネラ菌の食中毒で思い出すのは、息子たちが管理人が長期滞在していたボリビアのスクレに遊びに来たときのこと。レストランで鳥料理を食べた息子がサルモネラ菌の食中毒にかかりました。
この食中毒は、お腹がとてもとても痛くなるので、罹らないように注意する必要があります。鶏肉にはどんなに衛生的に処理した肉でも必ずサルモネラ菌がいると考えた方がよいそうです。このため、管理人が鶏肉を調理するときは、ものすごく気を遣います。
鶏肉を切ったまな板や包丁はよく洗うのはもちろんのこと、その後で生で食べる野菜を切るときは、まな板をひっくり返して使うし、包丁は別のものを使います。
怖いのは鶏肉だけではなく、豚肉も同じ。豚肉は寄生虫が怖い。寄生虫が脳に入り込むと廃人になります。このため、管理人の知り合いの中に決して豚肉を食べない人がいます。彼の叔父さんがこの病気で悲惨なことになったのが理由なのだそうです。
猫はなぜ食中毒にならないのか。だれかこのテーマで研究して下さい。
現在、セサールは夏バージョンの白猫になっています。ちょっとみっともない姿なので写真をアップできません。この猫は毛を刈ると白猫になります。うちの奥様が毛を刈って白猫にしてしまいました。とても同じ猫とは思えない。
ご近所から、「猫を何匹飼っているんですか?」という質問が怖い!