NHKが海外向け放送をしていることを自慢げに報じているけれど、どうやって受信料を回収するの?もしかして私の受信料を無断で使っている?

 たかが社団法人がずいぶん偉くなったものだと感じるのがNHK。受信料を支払わないと見せしめに裁判を起こすという非道ぶり。

 NHKのサービスを利用しているのだから、受信料を支払うのは当たり前、と考える国民も多いと思います。

 受信料も支払わずに『ただ乗り』している人たちに対し、自分は支払っているからただ乗りするんじゃねーよ、という気持ちなのでしょう。

 ここで、おかしなことに気づきます。NHKが海外向けに発信している番組は、どうやって受信料を徴収しているのでしょうか。NHKが自慢げに宣伝している短波放送。利用者からどうやって利用料を徴収しているのでしょうか?

 もう、お分かりの通り、NHKは裁判を起こしてでも国民から受信料を徴収するくせに、外国向けに対しては、徴収義務を放棄し、国民にその分の負担を強いるという方針を採っています。

 つまり、外国の人は日本国民が支払った受信料に基づくサービスをただ乗りで使っていることになります。

 通常であれば、こんなセコいことは書きたくないのですが、社団法人に過ぎないNHKがあまりにも権限を持ちすぎていると感じるからこの記事を書くことにしました。さらに、番組編成過程が不透明で、受信料支払い者への説明責任が果たされていない、という疑問があります。

 海外に日本の情報を発信する必要性は誰もが理解します。しかし、そこに、なぜ、私のNHK受信料を使うのか、という根本的な疑問があります。強制的に受信料を徴収しながら、その使い方が「だだ乗り」している人向けでは、受信料を支払っている国民は納得できません。

 NHKを批判する某政党については全く興味がありません。意味不明な政党という感じです。

 それよりも重大なことは、何を根拠に国民から受信料を徴収し、海外のただ乗り視聴者からいかに受信料を徴収しようとしているのか、に関心があります。たぶん、そのような努力は何もしていないのでは?

 放送法第3章 日本放送協会第15条目的に、「協会は、公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内基幹放送を行うとともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、あわせて国際放送及び協会国際衛星放送を行うことを目的とする。」と規定されています。

 これは、あくまでも「目的」であり、「手段」は別物です。

 目的に記載があるから、国際放送を行い、それに要する経費は国内のNHK受信料でまかなう、とは書かれていません。つまり、(予算確保のための)手段は受信料に限定されていないのです。

 もし、これを受信料でまかなうと読むのであれば、法改正をして、「あわせて」以降の条文を削除すべきです。社団法人に過ぎない日本放送協会に関わる条文にこんな権限を付与する条項は不適切です。

 NHKの番組編成は受信料支払者に対し説明責任がある

 管理人がおかしいと感じるのは、裁判までして受信料を徴収するNHKが、その発信する番組編成について何も説明していないことです。

 受信料を支払っている国民は、なぜ、ある番組が終了するのかの説明を受けていません。NHKのホームページにも一切書かれていません。

 ここで、受信料支払者は、NHK内の不正を疑うことになります。

 納税者は神様です。受信料支払者は神様です。それなのに、番組編成の経緯は完全にブラックボックス。利権が絡む番組編成がブラックボックスになっている。これではいくらでも不正ができます。NHK職員の給料で高級車に乗っている人を見たら通報しましょう。

 管理人が疑問なのは、「歴史秘話ヒストリア」がなぜ終わったのかということ。後継番組の「歴史探偵」は案の定、息切れして存続が危ぶまれているのではないでしょうか。レベルがだんだん低下しています。この番組のコンセプトでは長続きするはずもない。

 さらに、「ガッテン!」が終了したこと。民放なら終了するはずもない視聴率を維持していた番組が突然終わりました。

 その決定をした人たちの給料を支払っている私たちに何の説明もなく番組を突然終わらせる。NHKという組織がかなり驕っていると考えるのが一般人の感触でしょう。

 「歴史秘話ヒストリア」と「ガッテン!」が復活すれば、細かいことはどうでもいい。この二つの番組を是非復活させてほしい。